通称使用で十分だと思うけれど、それが嫌なら…
このご意見、突き詰めると、自分は職業人としてのアイデンティティが重要であるから家族はどうでもいいという意見になる。もちろん、そう言われれば「私は職業人であることも大事だが家族であることも重要」というかもしれないが、この人の中では明確に「職業人>家族の一員としての自分」という不等号が成り立っているのではないか。
つまり、彼女にとって、夫や子供は自分の人生を彩るアクセサリーのようなものであるが、決して不可分のものではない。所詮は他人だからいざとなれば離婚すれば消えるものであるということなのであろう。それに比べて名前や職業人であるという意識は自分にとって不可分のものだから家族などとは比較できないという主張だと思う。
それならば一つの解決策は「結婚しない」ということである。結婚しなければ名前を変える必要性もない。それは嫌だ、どうしても結婚したいというならば2つの方法がある。一つは事実婚である。法律婚を選ばなければ同姓にはできない。もしくは結婚相手に姓を変えて貰えばよいのである。
元々日本には婿養子という制度があって、妻側の家を存続させるために夫側が姓を変えて妻側に嫁ぐという制度があった。その制度を見直して復活させればよいのである。
別姓婚を求める人たちはそういう制度を無視してとにかく制度を壊せばよいと考えているようだけれど、壊した後は放置するだけのつもりなのだろうか。