冬至占 晋二爻
さて、冬至なので来年の日本の行く末を占ってみた。
結果は火地晋の二爻である。
晋は進むという卦であるが、晉如愁如。貞吉。受玆介福于其王母。ということで進みにくいわけである。これは陰爻陰位なので本人は正しい道を進もうとするが、力不足で進めない。
正しい態度を維持して、王母に話をして福を受けなさいというわけである。
つまり、王様は賢いのだけれど悪い大臣がいて邪魔している。王様に会いに行こうと思っても邪魔されて会うことができない。そこで王母の助けを借りて王様に取り持って貰いなさい、そうすればうまくゆくでしょうという事になる。
国内で考えれば王様は首相である。国民は頑張っているんだけれど、悪い大臣が邪魔するので首相と協力しにくい。そこで王母に頼んでうまくいくようにお願いするということで危機を乗り越えましょうということであろうか。王様の方も王母に言われて目を覚まして、上九である長老の助けも借りて悪い大臣を何とかしなければ庶民の力を得られない訳である。六二は庶民で頑張っている人たちである。国が発展するためには庶民が頑張らなければどうしようもない。その庶民の力をうまく前進のエネルギーに使えるかどうかが為政者の勘所というべきであろう。
誰が王母なのかということになると、王母なので「ソーリ、ソーリ!」と国会で追及したりするひたすら厳しい女性像や、女性差別とか表現の自由を燃やし尽くそうと暴れる当世に流行している女性像ではなく、包容力のある優しいけれど賢い女性のイメージである。そういう女性達が日本の発展のために力を尽くしてくれるかどうかが肝なのではないかと思う
いずれにせよ日本は困難を乗り越えてこれからも発展してゆくというめでたそうな卦でホッとした訳である。
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