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児童関連施設でのクラスター感染

(追記)先に書いておくけれど、このニュースでビビったからと言って施設情報や感染者の個人情報はいくら問い合わせても教えてくれないと思うよ。そういう無駄な努力をするくらいなら、まず自分の感染予防行動をしっかりやること、ワクチンのスムーズな導入に協力することが重要だよ。不安になる気持ちはわかるけれど、パニックを起こしても何も解決しないので、冷静で適切な行動こそが肝要ということだね。

(本文)

変異株によるクラスター感染が見つかったそうである。クラスター感染の起こった場所が児童関連施設ということで、感染者のうち6人が10歳未満ということである。

今回は児童関連施設でのクラスター感染ということで小児患者が多かったのかも知れないが、変異株は小児に感染が広がりやすいという話があるので、そのために小児患者が増えたのだったら嫌な話である。

昨年春には患者の急増に対して全校休校を行なったが、文科省の後の調査では幼小児にはむしろコロナの感染は少ないということが報告された。実際にはクラスター感染を起こしたのは多くは高校生や大学生の、しかも合宿のように密接して生活した場合が多かったようである。

小児患者では多くの場合は家庭内感染による感染であり、学校内で感染が広がった事例は2割のみで、その中でも5人以上の感染者を出したケースは全体の2%ほどしかなかった訳である。つまり、8割の事例では学校内では感染が広がることはなかった。

こういう結果から、今年の緊急事態宣言では学校の休校は行われなかったのだと思う。

けれども、今回の事例では10歳未満の小児が6人感染ということなのでちょっと異例のケースになる。もちろん、そうなるのがやむを得ない事例であったのかもしれないけれども、もし、変異株が小児に感染を広げやすくなっているなら学校も対応を変えなければならない可能性がある。

埼玉でクラスター感染を起こしてしまったということは水面下で変異株の感染が広がっている可能性がある。今後、学校での感染拡大が起こるようになるとやはり学校でも学級閉鎖や休校といった措置を行わなければならなくなる可能性もあるだろうし、変異株が流行する地域では全校休校を行わなければならないかも知れない。

去年の春には左派リベラルや野党支持者は全校休校を指示した安倍前首相を散々にこき下ろしていたが、結構やばい状況はまだ続いていると言える。兎にも角にも自己防衛して変異株広がらないようにしなければならないだろう。

今のところ変異株の毒性はあまり変化していないようなのでまだマシである。また、変異株にもワクチンは有効であるようなので、速やかにワクチン接種が行われるように政府にもお願いしたいものである。多くの人がワクチン接種することで集団免疫が得られる訳である。

なかなか前途多難のようにも思うけれど、多くの人の努力が実って早く流行が収束して欲しいものである。


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