日本も公式には「一つの中国」を堅持しているはずである。親中派がどうとか言うけれど、多くの日本企業が中国大陸に進出して経済活動を行なっている以上、中共とは友好関係を保つより他ないであろう。別の選択肢は用意されていないのである。与党の幹事長も親中派であると言われているが、この人が長年、与党の幹事長を務め続けていることこそが日本の現状を物語っていると言える。
跳ね返った人はギャーギャー言うが、日本もコロナで中止されなければ、習近平主席を国賓として招待していたはずなのである。既に親中派は日本に多くいるだろう。
南シナ海では中共が暗礁を埋め立てて人工島を作り、領土領海を主張しているが、日本も中華大陸でのビジネスの円滑な継続のためにはそれを容認して、中共の野心を満足させれば、中共もそれ以上の領土要求はせず、平和共存の道を歩んでくれるのではないか。
香港についても、香港の民主派には不幸なことであるが、もともと香港は英国が返還したものであり、一時的には一国二制度であったが、将来的には中共に同化するはずの土地であった。同化が若干早まっただけである。不満のある民主派はむしろ英国などに移住すれば良いし、香港は極東の金融センターとしての地位を捨てて中共への愛国者のあふれる中華人民共和国の一地方都市として安定した地位を保てばいいのではないか。アジアの金融センターとしてはトーキョーもある訳である。中共も香港を飲み込んで満足すればそれ以上の拡大は行わないと思う。中共も習近平主席も理性ある国、指導者であろう。平和の重要性は良く知っているに違いないのである。
チベットにしてもウイグルにしても、そこで中共が満足するならば不問にして、世界と中共が平和共存できる方向性を見出せば良いのではないか。日本も核兵器禁止条約を締結して所有する核兵器を率先して廃棄することで世界に非核化の推進を宣言するべきだと思う。そうすれば米露中をはじめとして、世界中の核保有国が日本が保有する世界最多の核兵器を全て廃棄するなら我々も非核化の推進を行おうと言い出すに違いないのである。侵略国家である日本も中共も共に非核化の推進を行なって世界の平和を目指すことこそ重要である。