結婚しない自由

これは明らかに男性側の結婚しない自由の行使であろう。

男にしてみたらそりゃ結婚したくないわけではないだろうが、全体的に女性の要求が増加しているわけで、その分男性の負担が増加しているというのが現状であろう。男にしてみればそれはコスト増であるのでわざわざ高い買い物をする人が減ったのだとも言える。

女性にしてみれば、女性は共働きさせられているのよ!というかもしれないが、その分、男性は家事育児労働やケア労働を行う義務を新しく課せられるわけである。しかも、その労働は妻が主婦として監視下で行われる労働になる。妻がダメ出しをしたらやり直しである。

そして多分、この無償労働はいくら頑張っても評価にはつながらない。よくて「はあ?当然のことでしょう」という罵声に近い嘲りの声が返ってくるだけである可能性も高いのである。

もう家父長制はないし家制度もないのである。なので男は後継を産み育てる義務からは解放されている。かつての「孫の顔を早く見せろ」という言葉は家の後継者を早く作れという命令に近いものであったが、今や「孫の顔を見たい」というのは孫という愛玩動物を欲しがる祖父母の欲望でしかなくなったということである。そういう親にはペットロボットでも買い与えておけば良いのである。

男にはもうそんな義務はない。子供を持たねばならないというのはもう民間風習でしかない。だからこそ、妻の子連れ別居も問題とされないし、離婚時の親権争いでは9割が母親単独親権になるわけである。父親はモラハラ、DV扱いで児童虐待者にされるので、離婚後は子供に会うことができるのはわずかに3割だけである。一方で養育費の支払いは義務とされる方向である。現状での28%の支払い率も支払額ももっと上げろ!って叫ばれているわけである。無論であるが父子家庭での離婚別居母の養育費は伝統的にはゼロである。実際には8%ほどの支払いがある。

もちろんのことながら養育費って親権母親に払うものだから養育費が一銭も子供のために使われなくったって構わないわけである。だから父親が共同親権で養育を分担するからその分は養育費を減額して欲しいなんていうと烈火の如く怒り出すわけである。男は金を払う機械であればよいわけで養育など求めていない。子供も父親などに会いたくないと言っている。父親は黙ってATMとして金を払い続けろ。女性を産む機会というのは許されない差別だが、男はそもそも人間扱いする必要がないのだから金だけ払って消えろというわけである。

まあこういう将来が三分の一である日本の結婚制度は明らかになってきたので多分、多くの男たちは結婚したら負けだと思い出していると思うのである。

無論、趣味でクラシックカーを何台も持つ金持ちもいる。そういう人は女性を取っ替え引っ替えして楽しみたいと思っているかもしれない。女性もむしろそういう男性の方がお金を払ってくれるから望ましいと考えているかもしれない。パパ活とかの延長ということであろう。

何割かの男性は家の資産を相続させるために伴侶を求めるかもしれない。そういう人は当然財産を狙ってくる女性はNGであるからまあ慎重に嫁選びをしなければならないだろう。家なんて潰してしまえ!というフェミさんは不適切であろうが、夫と共に財産を管理し、増やして行ける女性がいないわけではないだろう。

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