全ての道は…

こういうリベラルの人の発言がモニョモニョしている訳である。

ワクチンパスポートでワクチンを打ちたくない人の権利人権を阻害しているじゃないか!と左派やJリベラルの人が叫ぶのには一理あるのは当然である。そりゃワクチンを打たない奴らには飲食店を利用させないぞ、といった時には「ワクチンを打たない自由を阻害するのか!」ということになる。

で、後半戦に「ワクチンを打つのではなくて検査を大量にやれ」という時点で彼らは同じ理屈で反撃されることに気づいていない訳である。つまり、「検査を受けたくない自由」をどのように取り扱うかである。

ワクチンを受けない自由を認めるが、飲食店を利用する場合には何日以内の検査陰性を義務付けるということであればそれはワクチンパスポートではなくて検査パスポートになっただけである。ワクチンを受けたくない自由を尊重するならば同じく検査を受けたくない自由も尊重すべきであろう。

ワクチンは枠珍だから拒否しろ!けれども検査は嫌でも受けてもらうぞ!とJリベラルが叫ぶならば、そういうJリベラルは単に検査会社の回し者というより他ない訳である。

そうなると、「私は検査を受けない自由を行使します」と言われてもそれを拒否できなくなる。いくら大量の検査能力を備えても希望者にしか検査できないということになるのである。

彼らJリベラルが理想とする中共のように軍隊が出て当該地域の住民全員に強制的に検査を行うなどということは自由主義国である日本では憲法違反として実行できない訳である。そもそも日本には軍隊自体ない訳だしね。

そうなると、一部の希望者は検査できるが、多くの者は枠珍もなし、検査もなしで自由に飲食店を利用させるしかなくなる訳である。当然、そうなれば感染が蔓延する訳で、そうなった時にはもう「コロナはただの風邪!」って叫んで致死率が10%になってもただの風邪で病院に行く必要はない!と絶叫するよりほかなくなるであろう。多くの人がコロナでバタバタ死んで行くと、Jリベラルは最後の手を使うよりなくなる。即ち、「全てアベが悪い!自民党の責任!」である。

もう彼らはそう叫んで全ての責任をアベと自民党に押し付けるしかない訳である。彼らにとって、「全ての道はローマに通ず」ではなくて「全ての道はアベに通ず」ということなのかもしれない。

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