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今期初。敷地外スタック。たくましい冬。束の間の春気温。

スタックした、、厳冬期の車内にもっておきたいアイテム

あんなに気温が下がっていたのに、久々の春気温。4月上旬の暖かさだという。

先日、町に用事足しをしにいくのに乗用車を走らせる。いつも通る道を行けばよかったのだが、違う道から行きたかったのか、、なぜか入り込む。
スケートリンクがずっと続いてるような道へ。
そのうち、横の除雪で盛り上がってる雪山のとこへ。

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スタックした、、、、車は動かない。左後ろ車輪はやや浮き上がり、運転席の方にやや傾いてる。ひっくり返らなくてよかった。
JAFを呼ぶか、、と頭をよぎってる私。同時に、運転していたやんじーが、車とってくるから。という。運転席からは出れないから、一旦出て。と、助手席から出るよう促される。
周りに民家はなく、3キロ先の森の方に車を取りにさっさと行った。
天気は晴れているので、大丈夫か。しばらく、車内で待つ。
そのうち、バスキャンピングカーがくる。
牽引ロープを引っ掛け、私が乗用車、やんじーがバスキャンピングカーに乗り、引っ張り上げる。
あっけなく車は元の道路に乗っかった。

ちょっとしたとこで、スタックするのは、日常と隣り合わせ。

牽引ロープやバッテリーチャージャー、タイヤに噛み合わせる板、ショベル、スノーブラシ、解氷スプレー(鍵穴や窓。気温が低いので、本州のようにお湯をかけるといのちとり、ますます凍るのでしない。)、予備の燃料、出来れば、長距離なら厳冬仕様の補充ウォッシャー液(車の窓は、道路の融雪剤などでかなり窓ガラスが汚れる為、ウォッシャー液は結構使うが、水は補充したら凍る)。そして、懐中電灯、車のシガーライターからとれる携帯充電地、車に何かあった時に身体の寒さを防ぐ防寒着や毛布、ちょっとした非常食。厳冬期の車には載せておきたいアイテムだ。

これから、日中、プラス気温にもなり、雪が溶けては凍るの繰り返しで、道はツルツル、スタック率も高くなるだろう。

春気温のある日。

北海道では、マイナス何度という言い方はせず、マイナスを取り外して冬の気温をいう。
マイナス8度なら、今日、8度だねーと。
最高気温がそもそも氷点下だからである。
しかし、今日はプラス気温。8度。
朝起きても、キャンピングカーの屋根上の半ば氷になってるような塊が地面に落ちる大きな音がする。
車の下回りに凍りついたつららのような氷から、ぽたぽたと水が滴り落ち、滴り落ちた箇所は小さな水たまりになり、地面の雪は溶けている。

よく耳をすますと、あちらこちらから、ぽたぽたという音。雪が溶けてる音がしている。

鳥は、気温が高く暖かいからか、今まで聞いたことないような美しい鳴き方で、嬉しさを表現している。
そして、木の上から、あちこちの鳥の鳴き声が会話のように重複して聞こえてくる。
警戒心も解かれていくのか、いつになくバードテーブルもにぎやか且つ至近距離で餌をついばみにくる。

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春は、鳥も気分は、開放的になっていくようだ。

冷蔵庫は、キャンピングカーの他に、テント下、ほぼ野外においてるのだが、外気温が低すぎなので、冷蔵庫を暖めるのにも、(北海道では冬は物を凍らさないために冷蔵庫を活用する)電気エネルギーが沢山必要になるので、無駄な抵抗はやめて、食材が凍ってもおいたままにしている。
今日は、冷蔵庫の中をあけても、食材はしっとりとしたチルドになって、いい感じだ。

朝から、パンをトーストし、先日の残りのポトフを温める。味が野菜やウィンナーに染み込み、格段に美味しくなっている。りんごジュースで継いでる酵母ジュースを添えて。

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食べ終わり、ポトフの鍋をテントキッチンで、雪を溶かしたやかんで洗う。

薪ストーブを焚かなくても、暖かいから、引き続きノンストップで作業する。

もう、夜ご飯の鍋を仕込んでしまおう。
凍った白菜は、よく見ると、氷の粒がいっぱいついて綺麗。

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ついでに、白菜の半分で、なぜかバレンタインなのに、キムチを仕込む。凍るので、キャンピングカーへ。

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薪ストーブに火をつける。沢山の薪をくべなくてもいい気温。

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暖かい日だから、薪ストーブの薪を外から運ぶ。
野菜コンテナに薪を入れ何往復も。
薪は、野外でもテント生地のカバーをかぶせてあるからか、結構乾いてる。
キッチン&リビングテントに入れ、数日もすると更に乾く。
薪は、今年は、秋のうちに立ち枯れなどの木を伐採したのと、流木、そして、台風が来た時に神社の大木が、倒れて通れなかった木をボランティアでカットしたなどを活用している。
伐採の際に出てきた小枝。その小枝を雪で覆われたブルーシート下から掘り出す。
小枝も、雪はかぶってないので、乾いてパキパキとしている。
火のつけ始めに大活躍なのだ。
薪ストーブのつけ方のコツ(あくまでも、目の前にある薪ストーブだけど)も、おいおい綴ってみよう。

汗だくになり、コーヒータイム。
ひと息ついて、やっと椅子に座る。

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薪をくべる。
静かな時間が流れる。

思い出し、水タンクをキッチンテントに運んでると、そのうち、二度寝してたやんじー、キャンピングカーから出てくる。
ペットボトルに、使った水の分を補充。手伝ってもらう。

そうこうしてるうちに、今日始めて時計を見たら昼過ぎていた。

始めまして。重複してる方は読み飛ばしてくださいね。

#あやの里あやの森プロジェクト 共同代表 森に入ることでいのちを救われた経験があり、森といのちを自身のテーマに、北海道の小さな森で日々暮らす。少しずつ森を整備するのに、現在は、キャンピングバスコンとテント暮らし。#キャンピングカー旅 や #ワイルドナチュラルな暮らし #あやの森の日常 #もり暮らしでの気づき #自然の中での極寒の暮らし #防災のこと #北海道移住暮らし #自身の渡りに船 、波乱万丈な人生のふりかえり などなど思うままに、発信していきます。

人生のエッセンスの発見や何かのきっかけになれば幸いです。


注 以下、いろいろな文中にある やんじーとは、パートナーです。年の差婚夫婦。彼は、災害ボランティア歴43年。#災害救援ネットワーク北海道 代表。災害地での活動だけでなく、野外や森での暮らしや旅中のアクシデントも臨機応変に力合わせて対応してます。バスキャンピングカー運転は、まだ私運転出来ず、全行程、やんじー



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agnesnitai
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