Netflix1ヶ月視聴履歴


普段、じっとしていられないという理由から映画を見ることがほとんどない。だからNetflixももう何年も契約していなかった。けれど今回『WE ARE! Let's get the party STARTO!!』の裏側がNetflix限定で配信されるということで、どうしても見たくて数年振りに契約をした。期間はきっちり一ヶ月間。その間に、この機会に今まで取っておいていた作品たちもギュッとまとめて視聴した。期限が決められてるとテキパキ見られて良い。そんなわけで好きなものを好きなように見た感想記録です。

注意
この記事はネタバレを含みます。


(視聴順)


WE ARE! Let's get the party STARTO!!

Netflixに加入したきっかけなので、もちろん真っ先に視聴。同ライブは配信チケットでも見ていたけれど、好きなところを何度でもいつでも好きなだけ再生できるのは嬉しい〜〜〜!

自分は食べ物でも音楽でも気に入ると飽きるまでリピートしてしまうタイプ。なので、配信当初から好きなNEWS『希望〜Yell〜』の出だしを、推しであるSnow Man向井さんとNEWS増田さん、なにわ男子西畑さんが一緒に歌うパートをこれでもかと言うくらい噛み締めて見た。歌う前に丁寧にお辞儀するところと、「きみに」でちゃんと客席側に指差しをするところと、その後「幸あれ」と歌う笑顔がとびっきり素敵で今日も好きだなあと思った。

ちゃんと本編のライブを見返してから、お目当てである『Behind the WE ARE!』を視聴。向井さんがたくさんの先輩や後輩の方々と楽しそうに話している姿を見て、とても微笑ましい気持ちになった。

それにしてもあの年末年始の配信ライブで初披露となって今回も着用されていたベロア衣装、とんでもないところに切り込みがあって、分かっていても見る度驚く。あのインナーでウロウロする様子はオタクの心臓に悪い(最高)



滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie

ど新規オタクなのでSnow Manを好きになったきっかけでもある『ひらりと桜』はYouTubeで見たことがあっても、全編を見たことはなかった。せっかくであればこの機会に履修したいな、ということで視聴。まずはこの『滝沢歌舞伎』を支え続けた全ての方々に特大の感謝を申し上げたい。

2023年で終わってしまい実際に見る機会は失ったものの、時代を経てもこうして映像として残ってるものがあって、そのおかげで2024年に視聴出来ていることが嬉しい。欲を言うのであれば『滝沢歌舞伎 ZERO FINAL』も円盤化して視聴させて頂きたい所存。

さて滝沢歌舞伎。見る前は「ひらりと桜」「腹筋太鼓」「ふっかさんがお丸さんなるキャラクターを演じていて人気がある」「半兵衛官兵衛みたいなキャラクターがいる」くらいの浅い知識しかなかった。だから「まぁ見ていれば色々ストーリーやキャラクターもわかってくるんだろうな〜」くらいの感覚で見始めた。結果、全くもって分からなかった。

最初に出てくる未来都市ってなに?案内してくれる外国のお姉さんは誰??この物語を飛び回るあの少年は何者???何もわからないままいきなり『ひらりと桜』が始まり、感動したところに9人での殺陣が始まる。そこからも次々と始まるものすごい熱量のダンスに歌に殺陣。これは、もしかしてあの少年が飛び込んだ本が短編集で、次々と世界観が変わるみたいな感じ?オムニバス形式的な?思ったのはしばらく経った頃。

その解釈が正しいのかは最後まで見ても全くわからなかったし多分違う。ただひとつ。この作品は今行われている演目をありのまま受け止め楽しめば良いんだと自分の中で理解をした。作品を見ているとつい色々と意味や理由を考えたくなってしまう。これはいかんと頭を一旦リセットして視聴した結果、最後には「とにかくすごい」「あべぞうが可愛い🐶」だけが残った。

もう一つ勘違いしていた点として「滝沢歌舞伎」と名がつくからには、歌舞伎の要素が至る所に散りばめられているんだと思っていた。だから勝手にハードルをあげて、どこに歌舞伎の要素が散りばめられているのか、ひとつずつ丁寧に考えていた。その最中に『Make it Hot』が始まり、そこからMVが続いたおかげで、ようやく「これは歌舞伎とは関連ない演目も多々ある」と気付くことができた。聞き慣れた曲が続いたことで冷静になれた。

こうして途中考えすぎて知恵熱を出しながらもなんとか全ての視聴を終えた。後から調べたところ、この未来都市は滝沢歌舞伎を履修していてもわからないらしい。なんてこった。未来でもこの滝沢歌舞伎というコンテンツを楽しむことができるというメッセージなのか・・・?いやメッセージ性などなく、ただ単に格好良いから入れただけかもしれない。「これは舞台でも映画でもない」と言う通り。滝沢歌舞伎ならなんでもあり得ると思わせる、まさにどのジャンルにも属さない新ジャンルのエンターテイメントだった。



RIDE ON TIME

このシリーズのことは知っていたけれど、シーズン2の堂本光一さんの回しか見たことがなかった。なので今回初めてシーズン1の関西ジュニア〜Snow Manまで視聴した。言語化できるか分からないけれど、思ったことを思ったままに書き残させて欲しい。

向井さん今日も元気でいてくれてありがとう〜〜〜!!!Snow Manに入ってすぐの時期のことはもちろん色々見聞きする場面もたくさんあって、当時を経験してはいないものの、なんとなく状況は理解していた。だから覚悟をして見た。

関西ジュニア編ではお兄さんとしてみんなを引っ張り、なにわ男子に選ばれなかった挫折感を抱えながらもしがみつき、そして最終話では華々しく関西ジュニアとして最後のライブを終えSnow Manの一員へ。そこから一転。次のSnowMan編で待ち受けていたのは「みんなから愛されたい」「頑張る以上に頑張る」とただもがく姿。正直、そこに楽しそうな様子はない。ひたすら苦しく辛そうな姿が映し出される。

それでも、もっとここには映し出されていない痛みの方がたくさんあったと思う。ただきっと向井さんのことだから、表に出る時はおくびにも出さずアイドルらしく輝いていたのが容易く想像出来る。自分が苦しい時に他人を笑顔にするのって難しい。そんなことアイドルを経験したことがない自分にだってわかる。だからそんな時期を乗り越えて、今は自分を大切にしながらアイドルしてくれる向井さんに、そしてそんな向井さんをずっと支え続けている全ての方々に本当に感謝しかない。

今もたまに毎日のメールで落ち込んだりしてる様子が見受けられる。そんな姿も全然見せてくれていいんだよって自分は思う。順位を付けるようなものなら結果が全てかもしれないけれど、アイドルってそういうわけではないし。むしろ様々な過程を経て輝く姿を見たい。

自分が向井さんを好きな理由の一つは、いつだって頑張る姿が美しくて、過程から丸ごと愛せる存在であるところだとこの映像を通して改めて思った。



映画おそ松さん

Snow Manを知らない頃、この映画のことは異色のコラボみたいな扱いで話題に挙がっていたから当然存在は知っていたけれど、どちらも履修してなかったから内容は全く知らず。ただ何となく賛否両論あることは知っていたから、正直そこまで期待はせずに見始めた。みんなが輝いている姿が見られたら良いなぁ〜。それくらいのノリだった。だからこんなに自分の中でハマると思ってはなかった。

無理な実写化を逆手にメタ発言満載でギャグ街道まっしぐら。かと思いきや、いきなりそれぞれのキャラクターと共にシナリオが変な方向へ。正直、Snow Manのメンバーを全員把握している人じゃないと登場人物が多すぎる、場面展開も早すぎるのでついていけないと思う。突然終わらせ師なる3人は現れるし。衣装も役柄もみんなどんどん変わるし。ただ個人的にはこの無茶苦茶加減が面白かった。

あとは何より、推しが演じる長男おそ松さんのシーンがすごく良い。図書館でとある女性と出会い、そこから恋愛映画のような模様になっていくのだけれど、そのシーンが凄く綺麗でそれだけで凄く満足感があった。

レトロな木製の長机と椅子。大きな窓から溢れる柔らかくて暖かな光。そんな光に照らされるおそ松さん。横には不思議な少女と積み上がった本。

このシーンを最初に見た瞬間、すぐこの図書館に行ってみたい!と思って調べたくらい魅力的だった。残念ながら室内はセットだったようで実在していなかった。このシーンは何度も繰り返し見たし、見終わった後すぐにDVDも購入した。出来ることならこのシーンを切り取った絵を額縁に入れて飾りたい。




トークサバイバー! シーズン2,3

元々佐久間(宣行)さんがNetflixに参戦したことを知って、過去に契約してた時にシーズン1は見ていた。そんなわけで満を持してシーズン2,3を視聴。今回なぜか3から見始めちゃったんだけれど、2から普通に見たら良かった。何してるんだ自分。

シーズン2,3通して言えるのはシーズン1よりはるかにドラマパートが無茶苦茶だってこと。いきなり何かのパロディが始まるし、突然謎の能力者は現れるし。もうほとんど意味分からないんだけれど、それをノブさんたちが自分たち視聴者と同じ目線で見てくれることで置いてけぼり感がなく「全然意味わかんなくて良いんだ〜!」って安心して見ることが出来る。

こうなるともうドラマパートが滅茶苦茶なほど、エピソードトークパートのシュールさが増して面白い。なぜ近くで化け物が暴れ回っているのに真面目な顔でエピソードトーク出来るんだ。まぁでも、この人を助ける大義名分でエピソードトークしてるんだもんな(?)と、ドラマパートに入り込んでも俯瞰で見ても面白い。

エピソードトークは参加者全員もちろん凄いけれど、千鳥の大吾さんはどのエピソードにも参加しているのに次から次へと話が出てきて(なんなら他の人からも大吾さんの話が出たりする)、すごいなあと思う。台風の目のような人だよなあ。

あとダイアンのお二人がシーズン2と3でそれぞれ出演されていたんだけれど、こんなにもトークが面白いことを知らなくてビックリした。ゴイゴイスー。

色んなエピソードを聞いて、こんなに面白いエピソードが次々と生まれるのは、「もっと話を聞きたい!」と人が集まり、そこでまた新たなエピソードが生まれる"良エピソードスパイラル"が起きてるからなのかな、とか思った。



ネクスト・イン・ファッション シーズン2

こちらも既に過去契約していた時にお友達からお勧めされてシーズン1は視聴済み。凄く好きだったから続編を待ち望んでいたのだけれど、やっっと!待望のシーズン2が出たということで、ずっと見る機会を楽しみにしていた。

今回もやっぱり全10話もあるのに1日で一気見してしまった。勿体無い!けど止められなかった。そもそもネトフリって勝手に次のエピソードに進んでしまうから、止めどころが分からない。

さて『ネクスト・イン・ファッション』全体を通して言えることだけれど、頭の中を形にできる人って偉大だ。それもたった数時間で。特に今回はシーズン1と比べるとアイデアに時間を要するようなテーマも多くて、よりアイデアを練り上げることが大変そうだなあと思った。

そんな中で個人的に一番アイデア賞を送りたいと思ったのは、エピソード4「子供時代」のジェームズ。自分の嫌な過去からアイデアを抽出するってすごく難しい。しかも自分の中では無かったことにしたいくらいの記憶で、思い返すには遥か遠い記憶。それでも、そこからなんとかポジティブな面を拾い上げて形作っていくのは「これぞ芸術だ」と思った。出来上がったお洋服もとっても素敵で、エピソード込みで凄く良いなあって思った。

それとは別に、シーズン1でも推しが自然と出来ていたのだけれど、今シーズンも自然と推しが誕生した。デジレーだ。最初は正直あんまりだった。前回のテーマで優勝して、自分が他の人の分も含めてペアを決めるところでは、「なんだか自身家で野心的で苦手なタイプかも」とさえ思った。ただ、どのインタビューでもメンタルにブレがなくて、いつでも迷いのない姿が次第にすごく格好良く見えた。気付いたら応援してた。

全て見終わったあとでインスタ見たらやっぱり格好良くて、これからも定期的にチェックしようと思う。



映画 少年たち

YouTubeにある番宣動画で掻い摘んだ要素だけを知っていた結果、「刑務所で赤チームと青チームに分かれて戦う話?」とまるで運動会のような話を想像してた。黒チームはその色から看守の仲間たちで言わば審判的な立ち位置だと思っていたら全然違った。

まず思いっきりミュージカル映画だった。それさえ知らなかった。歌うんかーい。踊るんかーい。しかも、オープニングで役名より先に本人たちの名前が「登場人物紹介!」とばかりに画面に映るから「役名=本名のパターンね。」と思ったら違った。いきなりジュンやらジョーやらエガオやら出てきて困惑した。誰ですかそれは。そして役名で呼ばれることが少ない人たちは最後まで役名を覚えることが出来なかった。(自分はこれをエーリヒ・ケストナーの『飛ぶ教室』現象と呼んでる)

映画の中身は相変わらずの独自ワールドで、もはやワクワクした。ものすごいスピード感で話は進み、説明はほぼない。物語の主役も突然別の人に変わったりするから、ほとんどの人は役名どころか、この刑務所にいる人としか分からない。だからもっと一人一人にフォーカスを当てて欲しかったと当然思った。なぜここにいて、毎日どんな思いで過ごしているのか。それだけでも知りたかった。クレジットで流れていた参考本をAmazonのお気に入りリストに入れたくらいには、今も気になってる。

本当によくわからなかったものの、何故かこの「少年特有のエネルギー」みたいなものだけはっきりと伝わってきた。なんかもうよく分かんないけれど、どんな場所でもキラキラ輝く彼らが歌って踊ればそこがステージなんだ。そしてただそのエネルギーを享受できればそれで良い気がした。

ほしい物リストに入れた本はいつか読んでみようと思う。



LIGHTHOUSE

この一ヶ月間の契約期間の締めくくりに見たのはオードリー若林さんと星野源さん、そしてプロデューサーには佐久間(宣行)さんという最強布陣のトーク番組『LIGHTHOUSE』。全6話を一気見してしまった。本当は一週間に一回くらいがちょうど良いとは思う。一話ずつ丁寧に噛み締めたかった。

星野源さんのトークはあんまり聞いたことがなかったけれど、エッセイを読みたいと思うくらい好きになった。若林さんと共作の曲に『orange』ってタイトルがついてるのも好き。

佐久間さんはこんなに穏やかなトーク番組から『トークサバイバー』のようなテンションが高いお笑いまで製作されていて、一体何を好きとしてるんだろうって、改めて凄く気になる存在だなって思った。

若林さんのトークはやっぱり好きだなあって、エピソードを重ねるたびにその思いが膨れ上がっていった。最近少し離れてしまっているけれど、20代前半の頃は特に若林さんが好きだった。ハマったきっかけとかは全然覚えていない。ただお笑い芸人さんの中では元々好きだったから、「ラジオ聴きたいな」と思った時に真っ先に出てきたのがオードリーだった。多分そんな感じだと思う。

そこからしばらくはラジオはもちろん、エッセイやTVなどもずっと追っていたけれど、いつしか少しずつ離れていった。ただ改めてこうして若林さんのトークを聞くと、自分の人生の節々にはこの若林さんのトークが必要だと思った。

自分にとって若林さんは、もがき苦しんでるだけじゃなくて、それを原動力に生まれる何かを必ず提供してくれるから、安心して見ることができる存在だ。なにより若林さんの「人を蹴落としたり価値下げしない笑い」と言う言葉。若林さんを安心して見られる要因が凄く詰まっていて好きだな〜と思った。

何だか息苦しいとき、何も構えることなく安心して笑いを提供してくれる存在がいるのは心強い。


おわり


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集