【雑記】パフェが食べたい
パフェが好きだ。
基本的に甘味はどれもこれも大好きだが、特にパフェはずば抜けて好きだ。
初めて入るお店ではまずパフェをチェックするし、かなり高確率で食べていると思う。
あのグラスの中には夢が詰まっていると信じている。
そして、今。
私はどうしても食べたいパフェがある。
きっかけは、この記事だった。
昭和のパフェが食べたいんだ!
#DPZ
そう、こういうのだ。
私は今、こういうのが食べたい。
アンゼリカなんて、最近はどうやっても見かけない。
なんならこれにドレンチェリーも付いてて欲しい。
カラースプレーも必須だ。
原色のソースはあまりイメージにないけど、たぶん好きだから無問題。
フルーツも缶詰でいいのだ、というか缶詰がいい。
悶々とそんな妄想をしているうちに、ふと思い出したことがある。
私は、パフェが好きだ。
けどそんなパフェの「ここが好き」というポイントがある。
「生クリームが隣接しているアイスクリームと共に凍っているところ」が好きなのだ。
これが、本当になかなか出会えない。
最近の生クリームはなんとなく常温に近い、とても優しさに溢れたものが多い気がする。
そのせいなのか、凍っている生クリームなんて見たことがないのだ。
たぶん、大昔の記憶なんだと思う。
幼い頃に連れて行ってもらった喫茶店の、チープなパフェがそうだった。
アイスクリームに添えられた生クリームが、シャリッと口の中で溶けていく。
それは驚くほど儚くて、程良く甘くて、一瞬で消えてしまう。
その凍っている場所があまりにも「特別」で、口に入るたびにニヤニヤしていた。
きっと、現代のパフェのほうが格段に贅沢だし、格段に手間暇もかかっているはずだ。
それでも私は、あの時のチープなパフェを食べたいと願ってしまう。
たった一瞬のそのシャリッとした場所を夢見て、あちこちのパフェを食べ歩くのだと思う。
いつか私は出会えるだろうか。
その日を待ちわびながら、私はまた新たな喫茶店をめぐるのだ。