凹んだ夜には
盛大にやらかした。
いや、完全に自分のミスなのだ。
きちんと確認しないままにしたのは私自身だし、誰が悪いって255%私が悪い。
分かっていても、あまりのバカ丸出しっぷりに恥ずかしさしか出てこない。
落ち込むしかないが、それでもお腹は減るし、家のことはしなきゃならない。
心の中でしおしおと泣きながら、平然と動く。
ふと、視界に見えたもの。
それが先日届いた星野源10周年配信ライブ用のグッズだった。
GratitudeのTシャツとミニタオル
星野源が好きだー!となってから、大体のグッズには手を出している。
下手すると2個3個と買っている。
特に気に入っているのが、Tシャツだ。
源さんのグッズはご本人が「外に着ていけるオシャレなもの」と言うだけあって、基本的にデザインが秀逸なのだ。
パッと見ただけではライブグッズなんて分からないし、ご本人の名前もほとんど見えない。
だからこそ買いたくなるし、買ってしまう。
そこまでは、別にいいのだ。
問題は、その枚数。
源さんにのめり込んで早5年、その間に買ったTシャツは何枚になるのだろう。
とりあえず一杯ある。怖くて数えてない。
そして更に困ったことに、私は「グッズは使い倒したい派」なのだ。
稀に保存用にするグッズもあるけど、その時は大体「普段使い用」を買っている。
だって、買ったのなら傍にあって欲しいのだ。
もちろん使えばくたびれて汚れていくけど、その儚さもグッズ購入の醍醐味のような気がするのだ。
いよいよくたびれたら、潔くお別れしよう。
その時にはきっと新しいグッズが私のことを待っているだろうから。
…とか思ってた時代、私にもありました。
そう、結局、5年経った今、お別れしたTシャツなど1枚たりともない。
結局、全部着ている。
割とまんべんなく着てるものだから、思ったほどには傷んでないのだ。
どうしよう。
既にクローゼットの中はTシャツで一杯だ。
けど捨てていいTシャツが、ない。
なんて贅沢な悩みなんだろう。
そうやって頭を抱えながら、先日届いたTシャツを眺めるのであった。
うちで踊ろうTシャツ。懲りてない。