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「一部地域を除く」問題【MIU404】

にたこ

今夜はMIU404、第7話が放送になりますね。
そしてこんな特番が決定したそうです。


やった！嬉しい！！
綾野剛×星野源×米津玄師というスペシャルコラボ！！
最高すぎるー！！！

…と思ったのも束の間。
よく見ると「一部地域を除く」の文字が。
そうです、地方民はよく見かけるであろう、呪詛のような言葉ですね。
もちろん私の住む地域（北海道）でも番組表15:00台はには「某クイズ番組」の名前があります。
昨日までは14:00台も「タイトル未定」になっていましたが、さっき確認したらナギサさんのダイジェストが放送予定になっていました。

おう、MIU404はどこだ、もんすけ。←地方局（HBC）のマスコットキャラクター

こんなに推してたじゃないか、もんすけ…！w


これは…まあ、絶望的…ですよねw
こういうケースは比較的多くて、たぶん我がエリアは「一部地域」なんだろうなあと漠然と思ってはいました。
しかし、見たい。とても、見たい。ものすごおおおぉぉぉぉぉく、見たい。

そんな気持ちで腐るくらいなら、そのパワーを使って一部地域ってどういうことか調べてみよう。
ということで、ちょっとまとめてみました。



◎まずドラマを作っているところはどこなのか問題


MIU404は「TBSスパークル」「TBS」が製作している番組です。
ちなみにTBSスパークルは番組の制作やコンテンツの制作、タレント・フリーアナウンサーのマネジメントなどを行っている、TBSテレビの中核会社です。
要は東京のTBSが直接手がけている番組、ってことですね。

ちなみにTBSというのは、正式名称が

株式会社東京放送ホールディングス（Tokyo Broadcasting System Holdings, Inc.）

というそうです。頭文字を取ってTBSなんですね。
余談ですが、東京都港区赤坂にある「赤坂サカス」、横浜市青葉区の「緑山スタジオ・シティ」もTBSの不動産なのだそうです。
それで頻繁に使われるんですね。



◎どうやって全国に放送されるのか問題


そんなTBSで作られたドラマが、どうやって全国で放送されるのか。
「キー局」と呼ばれるTBSは、スポンサーを募って番組を作ります。
もちろん、番組を作るには莫大な資金が必要になります。
その資金調達やスポンサー集めを大都会東京にあるキー局が担っているんですね。

そして、キー局であるTBSと日本の各エリアにある放送局（ローカル局）はネットワーク契約を結んでおり、キー局はローカル局へ番組の卸売りやスポンサー料の分配を行っています。
「番組、売るよー！ただしCMはこれを流してね！！キー局とのお約束！！！」という感じでしょうか。
お金を出したスポンサーさん達は全国に向けて宣伝が打てますので、とても便利です。

番組によっては、スポンサーさん側と「プライム枠(19:00～23:00)で放送すること！」みたいな契約をするケースもあるそうです。
（広告的に見ても効果の高い、そして費用も高そうな方法ですねw）
そうなると、キー局もローカル局も一斉に同じ時間で放送されることになるのでしょう。
これが俗に言う「全国ネット」と呼ばれる放送なのかしら。



◎ローカル局とはなんなのか問題


そんな番組達を全国各地にくまなく放送してくれるのは、各地に存在する「ローカル局」です。
言ってしまえばキー局以外の放送局は全部ローカル局、ゆえに関東にもローカル局は存在します。

そしてキー局もローカル局も根底は同じ「放送局」、番組を作ったり放送したりするシステムは基本的に同じです。
スポンサーを集め、番組を作り、番組を卸売りしたり、放送したりするのです。
地方のニュース番組や俗に言うローカル番組もたくさんありますね。
我が北海道で言えば「水曜どうでしょう」が有名でしょうか。（放送局は違いますがw）

もちろん、放送局としてそれぞれが独立しているので、番組構成も基本的には「各局で自由に組まれる」ものです。
ただ現状はキー局で製作される番組（MIU404もそうです）が、お金をかけて人材を投入した分だけあって、とにかく人気があって強いコンテンツになります。
特にプライム枠のような人気枠なら、全国各地で同じ時間・同じ内容で放送されることが多くなるのです。
ブランド力や集金力って、やっぱり大事です。
（ローカル局で独立してやっていくのは、本当に大変なのだと思います…キー局と比べて規模が小さいため、資金や人材はどうしても問題になりますよね）



◎そこに突然イレギュラー番組が投下されたらどうするんだ問題


全国ネットと謳われ、放送枠が当初から決まっていて、それがつつがなく放送されていれば問題はありません。
しかし…今回のように「突然決まった（であろう）スペシャル番組」は果たしてどうなるのでしょうか？

先ほども言ったように、基本的に東京以外の地方には、それぞれのローカル局があります。
その各ローカル局が、それぞれに番組を作ったり買ったりしながら、毎日の番組表を作っていく訳です。
たぶん、各放送局でスポンサーも違うでしょうし、その思惑も違ってくるのは当然でしょう。

例えばその日のその枠に、ローカル局製作の看板番組の予定があったら。
例えばその日のその枠に、スポンサーが強く推している番組の予定があったら。
例えばその日のその枠に、地元で大人気のスポーツチームの試合の予定があったら。

なかなか、それは簡単に変更できないですよね…。

運よく編成に融通がきけば、放送されるかも知れません。
「遅れネット」でもいいとなれば、可能性も高くなるのかも知れません。
けど、どれもこれも決定するのはそれぞれの「ローカル局」。
TBSが「この日に絶対流して！」とか言える話でもないので、とても難しい問題になります。

結局は「それぞれのローカル局の判断による」ってことになるんですね。

余談ですが、それぞれのローカル局には「お客様の声をお聞かせください」的なコンテンツがあると思います。
私はとりあえずHBC（北海道ローカル局）に「MIU404のスペシャル特番を放送して欲しい」と意見を送っておきました。
ローカル局にも事情があるけど、そんなローカル局の利用者には声をあげる自由があるはず！
それが叶うかはそれこそ局の編成方針によるとは思いますが、いち意見として相手に伝えるのは大事なことだと思ったのです。
泣き寝入りを覚悟した「一部地域民」の方、よろしければ地元のローカル局へ意見を送ってみてはどうでしょうか。



◎それで結局見られない一部地域民はどうしろってんだ問題


まあ、そんなこんなで「見られない」人はどうしても出てきます。
ええ私のことですね。もんすけ、今からでも遅くない。考え直そうよ。な？（しつこい）

視聴率もこんなに取れてるのに…！w


これだけ贅沢なスペシャル鼎談なので、最終的には円盤化する際の特典映像に入ってくれるんじゃないかと期待はしているのですが…これはあくまでも期待です。
あとは「東京に知り合いを作って録画してもらう」とか「いっそその日東京へ行ってホテルにこもって放送を見る」とか、まあ策は色々あると思います。
ええ、私はできないんですけどね。

そんな打ちひしがれる一部地域民に朗報がありました！


野木さん…神か！！！

MIU404の脚本家・野木亜希子さんがこんなツイートをしてくれました！
「なにかしらで見られるようになる」という、ふんわりした救いのお言葉ががが！！！
もしかしたらYoutubeで公開とか、TverやParaviなどの配信コンテンツかも知れません。
今のところ詳細は不明ですが、いつか見られるのなら大人しく待てます。
ありがとう野木さん、どこまでも素敵なドラマすぎてもう泣けます。いや泣いてる。



◎こんなMIU404が大好きすぎるんですけど問題


MIU404、もちろんドラマは最高に面白くてグッと来て泣けて笑えて大好きなのですが。
この製作陣が本当に熱くて、そこがまた大好きなのです。

これだけ大きく世界が動いてしまい、放送時期どころか撮影時間にもとんでもない影響が出ている状況が続いている毎日。
その地獄のような忙しさの中で、ぶっちぎって忙しいはずの塚原監督と新井プロデューサーがこぞってsugarで番宣を行ってくれたり。
脚本家・野木さんが自らスペシャル番組の救済予告を打ってくれたり。
お忙しいはずなのに、本当にこまめにSNSで情報を発信してくれるスタッフ陣がいたり。
製作に携わる人すべてが全力で「見て！！！」と叫んでいるのです。
その熱量が本当に驚くほど高くて、それが全てこのドラマに注ぎ込まれているようで、胸が熱くなるのです。


とりあえず正気なのかと疑いたくなる大御所達のsugar告知



撮影期間も残り半月を切っていると思われます。（星野源ANN情報）
どうか無事に撮影が終わりますように。
そして、最高のドラマが完成しますように。
スタッフの皆様もどうか体調等に気をつけつつ、全力で挑まれますように。

私も全力で応援していきます、最後まで一緒に走らせてください！！！

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