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旅の最終日 5日目


荷物をつめてチェックアウト

2泊したホテルも今日でチェックアウトです。
今日の目的地の山口駅方面の地図と充電器、財布をコサッシュに入れ、残りはザックに押し込み、日中は手ぶらで動けるようにします。
素泊まりなので食事もせずチェックアウト。
ザックは邪魔なので駅のコインロッカーへ預けることにします。
早朝なので全部空いてます。
実は帰り(14時ごろ)は全部使用中で入れられずに困ってる人がいるほどの需要があり驚きでした。
何はともあれ身軽になったので半日の観光に出発します!

山口へ

新山口から山口へ行くには電車とバスで行く方法があります。
どちらも1時間に1、2本しかなく利便性でいうとあまり変わらないかなと思いました。
今回はバスのフリーパスがまだ利用時間残っていたのでバスで向かうことにします。
駅を出てしばらくは秋芳洞に行くルートと同じ道ですが途中から幹線道路をそのまま行く道を進みます。
街中を進むだけなので正直車窓の楽しみはありませんでした。

途中面白かったのが湯田温泉の地域に入ったとき。
想像していた温泉街の風景と全く違ってました。
THE街中。
ごめんなさい、バスから見ただけだと風情が感じられませんでした。
山口の方より発展してる気もします。

見れなかった瑠璃光寺

県庁前でバスを降りました。
新山口から乗ったのは5名でしたが、この時点で1人だけというさみしい状況。
県庁から瑠璃寺までの道順をgooglemapで見てみると、歩いて1,2分で着く距離に旧山口藩長門がありました。

立派な門です。
HPの写真を見る限り江戸時代にスリップしそうです。
しかし実際は現代の建物が視界に入りここだけ別次元の雰囲気を醸し出しています。
往時の藩庁と合わせて見てみたかった。

瑠璃光寺へ向かい10分ほど歩きます。
今日も晴天、というかまだ9時前なのに灼熱。
汗が止まらなくなる中目的地に到着しました!

修繕中 瑠璃光寺


そう。
メインの五重塔は修繕中。
知っていました。
知ってたけど訪れました。
見たかった気持ちは強いです。
でもそう上手くいかないことが人生だと思います。
また来る理由ができた、と考えられますし。

3ヶ所目の墓所

少し歩くとお隣に萩藩毛利家の墓所、香山墓所が現れます。
昨日萩で訪れた墓所に眠る藩主の後の方が眠る場所です。
萩藩は萩を拠点にしていましたが幕末、山口へ拠点を移しました。
そのためこちらに墓所があるのです。
萩は京都、江戸へ行くにも陸路だと山越えが必要ですし、海上では下関を経由する必要があります。ことを起こすには不便すぎる土地でした。
と言うふうに書いてしまいましたが詳しいは調べていないので気になった方は調べてみてください。(間違っていたらごめんなさい)

香山墓所

時代を感じる写真館

写真館

維新館に向かう途中に見つけた写真館です。
今はスマホが当たり前の時代です。
写真もすぐに撮れますし簡単に共有して見せ合うことができます。
でもそんな便利な時代になったのはこの十数年の本当に最近です。
昔の写真は銀塩です。
映しても現像しないと見ることができません。
フィルムを買うにも、現像するにもお金がかかった。
さらに昔はカメラすら一般の人の手にはなかったので
それを専門の生業にしていた人たちがいました。

建物を見ると当時の建築文化が垣間見られます。
西洋文化が入り、それまでの日本家屋の中にこのような建物が現れたとき
みんなはどう感じたのでしょう。

十朋亭維新館

こちらは萩から藩士が移ってきた際に生活する場所としていた建物が見られます。
豪商の家を提供してもらっていたそうです。
いくつかある建物の一つで昔のおもちゃが展示してありました。
木が紐で結ばれたひっくり返すとパタパタして切り替わるおもちゃ。
名称何というのでしょう。
幼い頃に遊んだ思い出が蘇ります。

もう一つ目に止まったのが
厚紙の間に糸が通してあるおもちゃ。
名称がなんと書いてあったか忘れてしまいましたが、私が子供の頃は
「びゅんびゅんごま」と呼んでいました。
これ回すの難しいんですよ。
今の子供は回せるのかな?
30年ぶり?にやったら一発で回せました。
月日が経っても体が覚えているもんですね。

菜香亭

維新館で教えていただいたのが菜香亭。

相当有名な料亭で、地元の名のある方々が御用達としていたのだそうです。
初めに説明を聞かせてもらう中で出てくる名前が歴史の教科書で聞いた名前ばかり。
ここでどんな話がされていたのか。
日本を動かす話もしていたのでしょうね。

伊藤博文 一家天地自春風
出世するイス

帰りの切符

13時が過ぎました。
名残惜しいですが帰ることにします。
汗がひたたり落ちる中、駅に歩き着く手前。
走っている人が。
もしや列車の時刻が近い?
一緒に駆け足で向かうとホームに列車がいます。
急いで入場し無事乗車することができました。
はやとちちりで逆に乗ったら大変なことになるので乗車前に急いでいる中、新山口行きかちゃんと確認はしましたよ。

新山口に着く間、到着時刻と新幹線の時刻を調べ30分ほど余裕のある新幹線を
ネットで予約しました。
ほんと便利な世の中になりました。
窓口に並んで購入している方々、ネットだとどこでも買えますよ。
移動中に購入して乗り換えですぐに乗るなんてことも可能です。

車内販売

新山口に到着しコインロッカーに預けていた荷物を取り出します。
荷物をせおって東京までの飲食物、お土産探しに出かけました。
そうだ。
今日はまだご飯食べてません。
それも合わせて探すことにします。

ビール2本とおつまみ、パン屋でパンを購入し入場。
お土産買ってない!!
東京で買おうかな笑

ホームで待つこと十数分。
新幹線の到着です。
実は今回18切符で安い旅、アンド疲労もあり、落ち着いてゆっくり帰りたかったので人生2度目のグリーン車で帰りました!
(繁忙期なので普通車の混雑はさけられなかった)
動き始めて少し経つとアテンダントの方が回ってきておしぼりをくださいました。
もみじ饅頭のパッケージのおしぼりです。
列車内でおしぼりもらうの初体験。

東京まではまだまだ時間があるので読書の時間にします。
積んであってなかなか読みきれない本を持ってきていたので読むことにしました。
持ってきてた本は3冊あり、結局2冊しか読めてなくて、読破は1冊だけなのは内緒です。

呼んでいたのはこちらの本。
このリンクから購入しても1円ももらえないので宣伝ではないです!
仕事でここしばらく情報共有について考えています。
その参考として購入し眠らせていた本でした。
歴史の教科書かと見紛うような過去の話が出てきます。
でもそこに生きているのは同じ人間。
どんなに時代が過ぎようと、人間が思うこと、考えること、進むことは変わりがないのだと思っています。

車内販売がなくなって久しいですがグリーン車内だけは残っているのを知っていますか?
とはいえ以前のようにワゴン車が来るのではなくweb上で注文することが可能です。
ワゴン車ではゆっくり商品を選べませんがweb上ではその心配も不要です。
じっくり欲しいのを選びましょう。

ウイスキー好きで手に入らなくなった山崎12年にします。
2300円!ミニボトルで!
ウイスキーのインフレは止まることを知りません。
でも買う。
車内販売を経験できることも少なくなりました。
食堂車が無くなったように無くなる時が来るかもしれません。
今できる体験を。
体験の価値は見えにくいかもしれません。
年が経ってそれに気づく。
今あることは当たり前ではないことは知っておくと、いろいろな素晴らしい、でも気づけていない価値が目の前にあることを意識できるでしょう。

終わりに

思いつきで始めたnote。
文才もなく楽しくない。読みずらいところが多々あったと思います。
社会人になって十数年がたちました。
これまでに国内のあちこちに旅行、旅?に行っています。
その根源は知らないこと、知らない土地を知りたい。
その気持ちだけです。

決められた観光にのっかる。
食事がメイン。
いろいろな旅がある中で自分の観光の楽しみを見つけることができれば人生豊かになると強く思っています。
まだまだ地図に赤丸を入れられていない場所がたくさんあります。
こんなにも行ったことがない場所、知らない場所、新しい発見ができる場所があることが嬉しいです。

さあ次はどこに行こう。