マーダーミステリーのルール形式チェック
オンラインのマーダーミステリー作品はいまや有料、無料合わせて200本以上が公開されています。
作品のクオリティは玉石混淆ですが、内容については人によってマーダーミステリーの三要素のなにを重視しているのか、どういった物語が好きなのか等によって受け止め方、評価は変わります。
しかしどの作品でも共通で品質が求められるのは、ルールがきちんと記述されているかということです。
オープン型マーダーミステリーのベーシックなルールはおおよそ共通で、そうしたルールの説明がない、曖昧であるという作品は、せっかく内容が充実していたとしてもそれだけでプレイしづらくなってしまいます。
そこでルールで説明すべき基本的な項目をまとめました。
議論について
□ 議論時間が設定されているか
□ 嘘をついてもいいのか
□ 全体議論、密談はそれぞれ可能なのか
□ 全体議論、密談はそれぞれいつできるのか
※特定のフェーズでしかできない、特定のフェーズの中の特定時間でしかできない等です。
□ 密談は何人まで参加できるのか
□ 密談が3人以上で行える場合、3人目以降が後から参加するのに制限はあるのか
※密談中のプレイヤーの同意が必要である等です。
情報カードについて
□ カードは各フェーズで何枚引けるのか
□ 自分のカードは引けるのか
□ 自分のカードはゲーム開始前に閲覧できるのか
□ 同じ山札から連続して引くことはできるのか
※同一フェーズ中は1枚しか引けないなどの制限があれば説明する。
□ カードは全体に公開できるのか
□ 全体公開するための条件はあるのか
□ 全体公開したカードの所有権はどうなるのか
※所有権が失われるなどの条件があれば説明する。
□ 自分の引いたカードを誰か1人に見せることはできるのか
□ 1人に見せるための条件はあるのか
□ 譲渡、交換はできるのか
□ 譲渡、交換のための条件はあるのか
推理、投票について
□ 推理を披露するフェーズがある場合、順番は定まっているか
□ 投票方法は一斉投票か自由投票か
□ 最多得票者が複数人いた場合にどうするのか
□ 最多得票者が複数で再投票を行っても同数だった場合にどうするのか
※複数人が犯人扱いとなる、犯人が見つけられなかったことになる、特定キャラクターの投票先が犯人になる等です。
目標について
□ 犯人投票に関する目標の達成条件は明確か
※犯人が最多得票で捕まれば自分が投票していなくてもよい、犯人が捕まらなくても自分が投票していればよい、犯人に投票した上で最多得票で捕まえる等です。
□ 秘密を守る目標の場合の達成条件は明確か
□ 秘密を暴く目標の場合の達成条件は明確か
※秘密を守れていた、暴いていたとプレイヤーが思い込んだままゲームを終えることは多々あります。投票時に記入する、特定カードが全体公開される等の条件を事前に明確にしておきます。
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