見出し画像

【メンタル】泣くことは悪いことなのか

 「大人になれば泣くことも減るだろう。」と思って生きてきたが、案外そういう訳ではないらしい。今でも私は定期的に泣いてしまう(もちろん人前ではない)が、泣いたあとなぜか罪悪感を感じる。何となく泣くことに対してマイナスなイメージがあるから、だ。メンタルが弱い、幼い、落ち込む、だとか。

ーーー皆さんは「泣く」ということに対して、どのような印象を持っているだろうか。


【1】泣くことは悪いこと?誤解と真実

 「泣く」という行為には、多くの人々が「弱さ」や「否定的な感情」を第一想起してしまう傾向があるのだろうな、と前述通り私は思っている。涙を流すことが「悪いこと」や「恥ずかしいこと」と考える文化が、日本には少なからず存在しているのだろうなー、と。

 しかし、実際には泣くことにはメリットも多く存在し、悪いことではもちろんない。泣くことがもたらす効果や、その重要性について理解を深めることで、私たちのメンタルの健康を維持することができるだろう。

【2】泣くことの心理的な意義、メリット

 泣くことには、感情的な解放と心のバランスを取り戻すための重要な役割がある。心理学的に見ると、涙は内面的なストレスや緊張を和らげる手段とされている。特に悲しみや失望、ストレスを感じているときに涙を流すことで、感情を外に出し、心の中に溜まった不安や痛みを心の中から放出することができる。また、とある研究によると、感動したときに流す涙は心や体をデトックスする働きもあるという。

 泣くことによって、抱えたストレスを軽減したり心理的な疲れを癒すことができるため、むしろ心理的な健康にとってプラスな行為であると言えるだろう。

【3】泣くことに対する偏見、その影響

 泣くことに対する偏見や誤解は、個人の自尊心に影響を与えることがある。多くの文化では、泣くことを「弱さ」や「未熟さ」と捉えることがあるため、泣くことが「悪いこと」だと感じる人が多く、自分の感情は抑え込むべきなのだろうと思ってしまうのだろう。

 しかし、感情を抑えることが必ずしも良い結果を生むわけではない。感情の抑圧がストレスや不安の原因となり、心の健康に悪影響を及ぼすこともある。そのため、泣くことが「悪いこと」とされる偏見は置いて、どこかの場で感情を素直に表現する時間を設けることが重要だと考える。

【4】最後に

 泣くことが「悪いこと」であるという考え方は、心の健康や社会的な視点を十分に考慮していない偏見に過ぎない。泣くことの真の意義を理解し、自分自身の感情を正しく受け入れることが大切だ。泣くことは決して悪いことではなく、むしろ私たちの心と体の健康を維持するための自然で重要な行為なのだ。

#note初心者 #心理

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?