【OW2】遮蔽を使った”つもり”になってませんかってハナシ。
なんか俺のタンク柔らかくね?
これをヒーラーのせいにしている人はとても重篤な状態です。
一刻を争うので、このまま直行でオーバーウォッチ精神病院へ入院してもらいます。
ども、最前線仁王立ちタンクです。
前回の記事では、各タンクそれぞれの使い方を具体的かつ自分なりに再確認しました。
このおかげか、「自分も基本の”キ”の立ち回りは出来てきているな!」と自信がついてきました。一週間前と比べてだいぶ成長してるぜガハハ。
しかし基本を理解すればするほど、今までは気付けていなかった新たな悪い点も見えてくるものです。
今回は、今の私がよく陥ってしまう不利状況をあげ、なぜその状況になってしまうのか、という原因とその対策を考えていこうと思います。
Case:やわらかタンク問題
はい「私のタンク…柔らかすぎ!?」問題ですね。
私の場合ラマットラをピックしている時が特に顕著なんですが、敵のラマットラと比較しても明らかに柔らかいんですよね。
そしてこれはどの試合でもよく起こっている事例なので、これをヒーラーのせいとして一括りにするのはナンセンス(というか間違い)です。
負けた時は必ず自分にも原因がある(ハズ)なので、自己分析の姿勢を忘れないようにしましょう。
【問題点】
それではまず、自分がやわらかタンクとなってしまうメカニズムを分析してみましょう。
まずは当然ですが「柔らかい=自分の体力が通常より多く減っている」ということなので、その「体力が多く減る原因」をまずは挙げていきましょう。
わかりやすい問題点が4つ出ましたね。上述の問題はタンクロール全体に対して等しく同じことが言えると思います。
特に、被弾率が高くかつヒールの通らない場所にいるタンクは想像以上に脆いので、タンクにおけるポジショニングの重要性を知るいい機会になるでしょう。なったらいいな。
では、これらの問題が起きうる状況とその対策を次項で考えていきましょう。
あ、今回もあくまで自己分析の為の記事なので、やわらかい原因はタンク自身のプレイング内容だけに限定しています。「味方のせい」だと思考停止するのはナシってことで。
①敵のフォーカスが合っている
敵からの総攻撃をタンクが一身に引き受けている状況です。つらいよね、わかるよ、わかってあげられるよ。
ですがこれは逆に言えば、タンクがヘイトを買えている状況であるとも取れますので、一概に悪い状況だとは言い切れません。
味方任せにはなっちゃいますが、その分他の味方がローリスクで自由に動けるようになるので、フォーカス食らっているときは無理に攻撃に転じずにじっくり耐えて、味方のアクションを待つことが大切です。
時には嵐の如く攻撃に転じ、時には山の如く味方のワンピックを待つ、といういわゆる静と動のバランスがタンクには大事なのです。
というのも、タンクはエリアを取ることが最優先の仕事であるとこれまでの記事でも伝えてきましたが、もしそのエリアを取る過程でタンクが落ちてしまったら、当然ながら味方側の前線が崩壊します。
エリアを取るのがタンクの仕事…ですが、その仕事はタンクが死なないことが大前提にあるのです。
まあ要するに、あまり無理しないで帰ってこいってことですね。
②何らかのデバフ(妨害)を受けている
一番わかりやすいのはゼニヤッタの不和のオーブですね。
不和のオーブの効果は「オーブを付与した相手の被ダメージ量を25%増加させる」といった内容です。運営がタンクを殺すために作ったのでしょう。許せねぇ。
アナの阻害ビンなんかは「パリーン!」という爆音とともにHPバーが紫色になるので、自分がスキルを食らったという状況が直感的に分かりやすいのですが、不和のオーブは気付けばサラッと付けられているので、個人的に非常にわかりづらいです。
でもこれってよく考えたら、敵にゼニヤッタがいるのに不和のオーブを警戒していないという意味にもなるんですよね。さては試合中何も考えてねえなコイツ?
相手の構成を見て気を付けるべきスキルを常時把握・警戒するというのがタンクの生存率アップにつながるのだと思います。
ただアタマのつくりが私と同レベルの方は全部のスキルを常時把握するなんて不可能なので、接敵前~開戦初期に敵の構成を見て、タンクが警戒するべきスキルにアテをつけておくようにしましょう。
③被弾率が高い
今回一番の重要ポイントです。
まず始めに、タンクはなぜ他ロールと比べて被弾しやすいのか。まあ一目瞭然ですが単純に体がデカいんです。
当然ながら体がデカけりゃ銃も当てやすいし、一人だけ的がデカいという視覚効果の面でも狙われやすいワケですね。
ではこのデカい体というハンデを持ちながら、被弾率を下げるにはどうすればいいのか。
はい、ご察しの通り遮蔽物なんですよね。
よく考えてみてください。遮蔽は動かせないかわりに耐久値が無くならない最強の盾みたいなものです。
ウィンストンがスキルを使って耐久600のドームをやっと貼れるだけなのに対して、壁は耐久無限で誰でも無料で使えます。
しかし、これを有効に使うには遮蔽物との位置関係が重要になってきます。
まず大前提として、遮蔽物に近づけば近づくほど体を隠しやすくなります。(長くなるので理屈は省略)
逆に言えば、遮蔽から距離を離せば離すほど、相手から自分の体が見えやすくなってしまうわけですね。
その為、ヒールが届く射線にいる限りは壁にベタ付きで良いといっても過言ではありません。
タンクへのヒール量が減れば減るほど、ヒーラーが攻撃に転ずる機会が増えます。
それに体を晒し続けるタンクよりも、VALORANTのようにピークしてくるタンクの方がウザいです。
顔をチョイ出しして撃つ→チョイ出しして撃つ→チョイ出しして撃つ→チョイ出しして撃つ→チョイ出しして撃つ→チョイ出しして撃つ→…
ほらね、キモいでしょ?
オーバーウォッチはキモい方が勝つゲームなので、率先して宇宙一キモいヒーローを目指しましょう。
※言うまでもないが暴言・トロールはキモすぎるのでNG
④ヒールが通らない場所にいる
「チャンスだうおおおおおおお!押せ押せ押せ押せ!今ならチームキルも余裕……あれ、ヒールは?」←死亡
これをヒーラーのせいにしちゃいけません。
タンクって基本的に最前線を張るのが仕事なので、後ろへの意識が低くなりがちなんですよね。
私もそんな必要以上に前に出てしまうタンクの気持ちはわかりますが、ヒールの届かないポジションにタンクが行ってしまうというのは、ヒーラーにとって一番のムカつきポイントでもあります。
何度か話していますがタンクが落ちると味方の前線が崩壊します。
ですがそれは他ロールの味方も理解していることなので、タンクが死なないようにタンクが前に出たら味方もそれに合わせて前に出ざるを得なくなります。(アナなんかは特に顕著)
これってつまり、味方のタンクのせいで自軍の陣形が崩されているんですよね。
これが吉と出る場合もありますが、ほとんどはヒールが間に合わずにタンクが落ちるか、浮いたヒーラーがフランカーに狩られるかの最低の二択です。
味方のアナを危険地帯に引きずり込んでいるようならもうタンク失格ですので、俺と一緒に懲罰房へ入りましょう。なぜって俺もできないから。
ちなみに最近の私は、もう何かアクションを仕掛けるときに必ず後ろを一度見るようにしています。
そうすれば、タンクのこれ以上前に出てはいけないラインである「デッドライン」がわかりますからね。
まとめ
色々と書いてきましたが、前回の記事も併せて要点をまとめると、ほとんどのタンクに共通する仕事とは以下のようになるわけですね。↓
『敵の動き・配置を見ながらエリアを広げつつ、絶対に死なないようにヒールの届く位置で遮蔽を上手く使ってヘイトを買い、ローの敵を狩る』
…なんか仕事多いな?
なんて思うかもしれませんが、サポートだって味方四人のヒールを優先順位をつけてこなしつつ、ポジショニングを調整しながらローの敵に対してちょっかいを入れているわけです。
どのロールも大変であることには変わりません。
むしろ逆に、「ちくしょう!今までの自分はタンクとしての仕事を完遂できていなかったんだ!」と自分を省みるべきです。
というわけで今日はこんなところで。
敵だけを見るんじゃなくて味方とマップも見ながら戦おうね、ってハナシでした。
それが難しいんだけどね。
でも、やるしかないのだ。