借りてる身体。
身体は借り物である、と聞いたことがある。
自分を愛でたり労ることの大切さを説く動画や文章も最近よく見かける。
レイキを始めて1年。誰かに施すより、いまはただ自分への癒しの為に練習している。
毎日セルフヒーリングをしていると、自分の身体を借り物として愛でることの大切さを、少しずつ理解できている気がする。
若い頃は、何者かになりたくてがむしゃらに働き、日付が変わって帰宅するのも普通で、自分へのご褒美とか言ってあれこれ買ったりしたけれど、いやあ、すっかりノセられてたね。お金や競争の世界に。
食事の仕方も、今思えばお粗末だった。
自分の身体だからじゃない。
自分の身体じゃないから、借り物だから、大切に大切に、声を聴くんだ。
魂の声を聴くために、与えられた身体の声を聴くんだ。
そしてある時、愛した身体から抜けた魂は、蝶のようにヒラヒラと舞い上がり、抜け殻はそっと返納される。
空(から)だ。殻だ。体。
なんてことを、最近思う。
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