肘と肩
12/28開催のグループレッスンのため、まとめておく。
〇肘
まずは、手首から肘にかけての骨の位置・形を把握する。
手首かた肘にかけて、尺骨(小指側)と橈骨(親指側)からの2本の骨に分かれている。
・ポイント
小指側の尺骨は橈骨より長い。
目でみた手首から肘は、折れ曲がるところまでしか見えないため短く感じるが、尺骨側でみると意外と長い事に気が付く(肘の後ろまである)。
・動作確認
橈骨(親指側)を感じて肘を曲げると、上腕二頭筋に力みが入る。
尺骨(小指側)を感じて肘を曲げると、力みが入らず曲げる事が出来る。
・検証
立位で向かい合わせで手首を押さえて貰う。
肘を曲げ違いを感じる。
気づき
尺骨を感じる際に、肘の後ろだけを意識すると相手への力の伝わりは弱い。
手首側の始まりから肘側の全体を感じる事が大切。
また、尺骨だけを使えばよいのではなく、普段尺骨の意識が弱いための練習である。
尺骨と頭骨をバランスよく使い、中心が生まれる事が大切。
〇肩
肘から方関節の間の上腕骨の骨の位置・形を把握する。
尺骨・橈骨と違い、骨は一本のため、2本のバランスを整えて中心を出すのとは異なってくる。
・ポイント
触りやすさとしては、肘の後ろから始まり、肩へ向かうにつれ脇側が触れやすい。特に肩の外側は三角筋が厚く感じにくい。
・動作確認
腕を前後に振る動作(スワイショウ)
外側から上腕骨の肩の付け根に触れて腕を振ってみるのと、
その位置から水平に脇側へ辿り、窪んだ位置で触れて振ってみる。
脇側では、体の中心に近い感覚で振る事が出来、肩に余計な力が入らない。次は、腕を左右に振る動作で違いを感じ、その後再度前後での違いを感じる。
〇他、重要項目
・尺骨・頭骨のバランス感覚がつけば、手首を相手に掴まれた際、自分がしんどい体制でも、その位置に調整してやるだけでよい。
・力の出力
相手に触れる際
自分から触れにいく
相手から触れに来る
・形・力の流れ・質感