7/15日声協オンライン研究会:澤原行正
【オンライン研究会一覧】
今回は7/15に開催されました【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):澤原行正先生〉 の模様をお届けします。
【テーマ】
ドニゼッティのオペラ第2回 ~ 台本作家との関わり
【要旨】
イタリアオペラを代表する作曲家ガエターノ・ドニゼッティ。
第1回はイタリア語とフランス語が存在する彼の作品を改訂と翻訳というキーワードを用いて解説しました。
今回は、数多く存在する彼の作品と、そこで関わった多くの「台本作家」を取り上げます。
自身でも台本を手がけることもあったドニゼッティは、そのこだわりから台本作家たちと衝突することもあったとか?
「台本」をテーマに彼の作品を見直してみましょう!
参加された皆さまからは、
「ドニゼッティのオペラ第2回目は、台本作家との関わりについて教えていただきました。
ドニゼッティが活躍したのはオペラが大衆化した時代だったので、貴族や宮廷のための作品とは別の要素が求められたこと、初めからスター作曲家として恵まれた環境で仕事ができたベッリーニとは異なる下積みの苦労があったので、色々なスタイルに対応できる多彩で多作で速筆という特徴がドニゼッティにはあること、台本に厳しかった当時のパリで改訂版が大成功を収めたことなどが、印象的でした。澤原先生のドニゼッティへの愛が伝わってくる講座でした。」
など感想をいただきました。
次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。
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【発表者】小原啓楼(声楽家)
【日時】2023年8月5日(土)15:00~16:45
【テーマ】
西欧における発声の成り立ち~日本語との比較から見るその実践
【要旨】
「どうしたら高い声があんなに楽に出るのだろう」テノールの私はこの疑問に長い間、苛まれてきました。しかしふと、振り返ってみると、西洋コンプレックスと安っぽい教養主義的価値観に没したまま、やみくもにただ、もがいていたなと反省しきり。自らをよく知らないまま他者を理解することは出来ません。私達はどこから来て、今どこにいて、そしてどこへ向かっているのでしょうか。その様な音楽社会学的考えに至ったきっかけは、今にして思えば、文化人類学のレジェンド、西江雅之先生の講義でした。テクニカル面からの発声理解と、文明の衝突とも言える言語文化の両立。声楽において切り離すことの出来ないこの2面から、日本語ネイティブのための解説を試みたいと思います。
【オンライン研究会のお申込】
〈正会員・半年パスポートをお持ちの方〉
※今年度より事前の申し込みが不要となりました。
木曜日までにZOOM IDをメールいたしますので、
金曜日までに届かない場合はお手数ですが事務局までご連絡下さい。
〈一般・個人会員の方〉
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【参加費】
〈正会員の方〉
無料
〈一般・個人会員の方〉
一般:1,000円
個人会員:500円
【半年パスポート】もございます。
一般:7,000円
個人会員:3,500円
大学生向け 半年パスポート:2,000円