思わず笑ってしまう!!酔った中原中也の奇行について


『文豪ストレイドッグス』『文豪とアルケミスト』など、様々な漫画やアニメで人気を広げる中原中也。

いずれも酒癖の悪さが特徴となっていますが、元となっている中原中也本人はどのような人物だったのでしょうか。


思わず笑ってしまう酒癖の悪さ


中原がかなりの酒豪だったというのは、比較的有名な話ではないでしょうか。

酒を飲むと、普段に増して気性が荒くなったという中原中也。

有名なエピソードだと、中原、太宰、檀、草野の四人で居酒屋に行ったときに乱闘を起こしたものなどがあります。

中原が太宰に対し「一体全体、おめえは何の花が好きなんだい?」と問いかけたところ、中原を尊敬するあまり小さく「……モモノハナ」と答えた太宰。
その態度が癪に障ったのか、キレた中原が太宰に掴みかかり、店の窓が割れるほどの大乱闘になったいう記録が残っています。


他にも太宰は中原から被害を度々被っていて、なんと酔っぱらった中原がいきなり家に乗り込んできたこともあります。
その時丁度太宰の家にいた檀が中原を外に放り投げると、中原は「強えよ、おまえは」と言葉を残し去っていきました。

太宰は中原の事を「蛞蝓みたいなぐだぐだした奴」と明言しており、そこからも中原の酒癖の悪さが伺えます。

どれも中原の奔放さが見られるエピソードですよね!



ちなみに、「強えよ、おまえは」という言葉は中原中也記念館の公式ラインスタンプにもなっています。



参考資料
中原中也記念館出版:『太宰治と中原中也』(2016年7月28日出版)


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