ナショナルサイクルルート(NCR)を目指す意味とは?道の価値を上げる意味を知ろう。
福井県での学び会で考えた、サイクルツーリズムの効果とは❓
サイクルツーリズムは、海外と国内のターゲットに最適🎯
サイクルツーリズムとアドベンチャーツーリズムの共通点とは❓
地方の道路を良くする施策、あなたの街の首長さんは理解してる❓
2023年のゴールデンウィークもあとわずか。皆さん、お休みはリラックスしてますかー❓
昨日の福井県敦賀市での「徳島大学サイクルツーリズム講座(春)in 福井県 」学びの時間ですが現地25人、オンライン50人の方に参加いただきました。たくさんの方々に一緒にナショナルサイクルルート(NCR)指定に向けた官民連携推進協議会を率いて、国、県、自治体の道路、観光、まちづくりなど多岐にわたって取り組む意味、共通キーワードやロジックを一緒に2時間学びました。
観光であっても道路、道路にあっても観光といったキーワードを学ぶ時間を事業アドバイザーを担当させているので、4月、5月の早い時期に担当の皆さん、関係者、近隣のNCR指定を目指す方々も入っていただきました。今回はそこでひっかかっていたこと思いを共有したいと思います。
さっきまで福井県関係者とチャットで質問や意見頂いてやりとりしていたんですが、どうも同じ未来(ビジョン)や地方の姿が見れていない感がやはり残りました。
自転車活用推進事業、ナショナルサイクルルート指定に向けた事業は、観光客数を増やす観光施策としてのサイクルツーリズムだけの事業効果としてみてる人が多いのかなーということ。
道路を使用する自転車に着目し、歩行者、自動車に向けた情報や走行空間を整備することを地方課題や新たな戦略を共有する取り組みで、わかりづらい施策とも言えます。サイクルツーリズムは10年数年以上も観光施策でのみやってきていて、道路や警察、企画の部署が連携したことはありませんでした。
ナショナルサイクルルート(NCR)にルート化された道路、関係施設は、維持管理、サイクリストとドライバーへの注意喚起、海外からのサイクリスト、レンタカー利用者に向けた日本語、英語表記が諸々の場所で整備されます。観光ルート化された道、関係施設に予算が割かれ、情報発信看板や道路標識などたくさん設置されます。
今の地域の状況は人口減少したり、お店が閉店して、空き店舗が増えてる状況で、社会資本(インフラ)整備に予算が使われる事業として、特に地方自治体、商工会議所、商工会、観光協会、DMOはもっと理解しないといけない施策だと思います。ストレートにいうと、道路に引かれたブルーラインや矢羽根、サイクリストがいるという情報をドライバーや地域の住民、事業者にもお伝えしているということを地域側にさまざまなレイヤーで説明、情報発信をするべきだと思います。
また、何の為にやるのかも知られていないので、メリットについてを、関係者は社会基盤整備の評価と最初の事業参画者どれくらい参画者が増えていくか、理解を伴っているのかを測定すると良いと思います。観光客、サイクリストの入り込み数やレンタル自転車の利用数だけじゃなく、利用者数アップ⤴️からくる住民と観光客の休日や時間帯別の利用割合とか、道路にいくら予算使われその効果を調査事業として数年見ることの大切さを理解していくということが非常に重要だということです。
お役所の1つの部署でできることではないので、NCR指定された他県の取り組みに習って、福井県庁にはこの事業推進室を設置した方が良いと昨年春に「若狭湾サイクリングルート推進室」を設置することになりました。
そんな社会基盤整備と観光、地域課題解決、道路使用者への啓発などもする事業は他にあるかと言えば、NCR指定を目指す県以外には無いと言えます。
インフラ使うツーリズムとして、極端なのは、クルーズツーリズム。港湾施設、道路、港湾維持管理、団体を動かす観光ビジネス。サイクルツーリズムの施策は、その真逆を行っている。アドベンチャーツーリズムもそう。
このゴールデンウィークに体験メニューやバーベキュー、ドライブなどされた方々もいるかと思いますが、アドベンチャーツーリズムやサイクルツーリズムも同じ効果ポイントです。
ターゲット設定ができていたら、休みがたくさんある海外の方ら国内の方には最高にお金と時間を使ってもらえます。最初のキャッシュポイントができるかが地域インパクトを何倍にも出すポイント。
最初の売り上げは知れてますが、地域の方から見たら、地域住民が使う道路、二次交通、ゲートウェイを改善し、モビリティで街の価値を上げる。地方の道路を良くするツーリズムなんてなかなか無い。
あなたの街の首長さんは理解してますか?そこは無視できない数値。そこに早く特に地方の街の皆さん気づいて、学んでもらわないとという施策。
観光だけの入り込み数見てる人には絶対にやる意味わからない施策です。
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