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しーちゃん発情問題・その後
突然ですが見出しの写真。
ろう膜が肥大しているのか、ただ鼻周りが禿げているのか。
セキセイインコは発情するとろう膜の色が変わることで有名ですが、さてズグロシロハラインコはどうなのでしょうか。
やはりご飯が最速の解決方法か?
本題にいきましょう!
飼い主を大変悩ませていたしーちゃんの発情問題ですが、ご飯の量を若干減らすという方法で様子を見ていたところ、過発情はあっさりとおさまりました。
もちろん季節柄や、さまざまな要因があるとは思いますが、ひとまず胸を撫で下ろしました。
放鳥時に皆の体重を測りますが、しーちゃんだけ体重の増減が激しいのですよね。水をたくさん飲むことと関係があるかもしれません。
他の2羽は安定した体重です。
放鳥時にしつこくあーちゃんを追いかけていたしーちゃんですが、バードジムへ飛んだ後すぐにあーちゃんに駆け寄り吐き戻ししていました。
それが今、無くなりました。あーちゃんは自分の好きなように駆け回り、しーちゃんは止まり木スタンドにぬべぬべしまくっております。
ぐーちゃんへの攻撃性もなくなりひと安心。これはぐーちゃん自身の変化も関わっていそうです。
ぐーちゃんの自尊心
ぐーちゃんは穏やかな性格です。もっと言えば気弱で怖がり。対鳥だと気弱な面がよく見られます。
なので最近は特に攻撃的だったしーちゃんに特攻されるとすぐに飼い主の頭に避難してきました。
それが最近、少しずつ強気になってきたんです。
まず飼い主2に対して、指に勢いよく噛み付くことが増えました。もちろん手加減しているのですが強めに噛んでいます。噛まれた時に大袈裟に反応する飼い主2なので、私としてはそれがいけないのだと言っているのですが聞く耳持たず「俺ばかり噛まれる」そうです。
ぐーちゃんが飼い主2を噛んでいる時に飼い主1(私)が指を出すとはた、と辞めます。相手を認識して噛んでいるな?
とはいえぐーちゃんは飼い主2が嫌いなわけではありません。本鳥としては遊んでいる感覚でしょう。しかしこれが、ぐーちゃんの自尊心を高めているのでは?という説が浮上してきました。
攻撃が通る。犬同士、鶏同士、はたまたカブトムシまで、闘わせる競技はかませ犬で強くします。勝った経験で強くなる、それがぐーちゃんにも当てはまるのかもしれません。
なぜ自尊心が気になってきたかというと、そもそも気弱なぐーちゃんが、放鳥時にあーちゃんに筆毛を抜かれて怒った反撃としてあーちゃんの尾羽をガジガジ…ファサ!と何度か繰り返しているところを目撃しました。説明が難しいのですが、尾羽をぐしゃぐしゃにしてやったぜ。というドヤ顔に見えました…真相は彼にしかわからない。
そしてもう一点。しーちゃんが点目になった時点で避難してきていたぐーちゃんでしたが、迎え撃たんとばかりに仁王立ちしていたんですね。
ハラハラして見ていたけど杞憂でした。強くなったな、ぐーちゃん…!
結果、ただお互いに羽繕いして別れていたので平和でした。
心の成長・性格の変化
ぐーちゃんはもうすぐ9才になりますが、今までさまざまな変化を感じてきました。
生後半年の頃は飼い主たちの手にくっついて離れない甘えたがりでしたが、後輩のあーちゃんが入ってきてからは兄貴ヅラをしながらお世話していたり…しかし気の強いあーちゃんに尻に敷かれ気味でした。
成鳥になって今度は主張ができるようになってきました。やりたい、やりたくない。その加減を声や噛む力で表現します。
爪切りなんかも、どうしても怖くてビイビイ鳴いていましたが最近は声も出さずにおとなしく切られます。諦めからかもしれませんがラッキー。手早く済ませて健康に!
そして今、鳥に対しても自分の主張を通せるようになりました。またそれぞれの関係が変化していくでしょうね。
あーちゃんは最初、体を触られるのが大変苦手でした。巻き爪と、血が出るほど噛む様子からペットショップでもその調子だったことが伺えます。
しかしそのままにするわけにはもちろんいかないので、噛まれようが爪切りは続けました。毎回指に複数の穴が空きますが仕方ないです。あーちゃんは悪意はなく、怖いだけですから。
それも3年以上経ってようやく体を触られても反撃しなくなりました。これは飼い主1の努力だと胸を張って言えます。
噛んだところで爪切りは中断されない。触られても危害を加えてこない。逆に些細なことでちょっと嫌だと甘噛みすればすぐ手を引いてくれる。そんな信頼を積み重ねて今があります。
しーちゃんは、ケージから出してもらうためならなんでもする猫被りでした。出た途端バードジムに行き絶対飼い主と遊んでくれません。
クチバシが他と比べてかなり大きく、なかなか強い力で噛んでくる子でした。最初甘噛みを知らなかったのです。
これもまた3年以上経って、コツコツと甘噛みを褒めていたり噛んでも嫌なこと(体を触られること)から逃げられないことを学び、今はすっかりされるがまま。少し我慢すれば解放されるので逆に大人しくなっています。
爪切りに関してはペットショップでちゃんとされていたみたいなので最初から抵抗は一切しませんでした。
そして1年ほど前から突然あーちゃんに恋心を抱き、ストーキングするように。恋しくて毛引きも始めてしまいます。
なんでもない日常を過ごしながら日々、関係は変わっていきます。
爪切りをすると嫌われるんじゃないか?と不安に思っている声をよく聞きます。
実際嫌ってしまう子もいるかもしれません。獣医さんに任せてしまうのが良いでしょう。
しかし、大丈夫です。
こんなに激しくやり取りをしてきた飼い主1のことを嫌っている鳥は1羽もいません。数年単位にはなりますが、真摯に向き合えばわかってくれる可能性もあります。
飼い主が噛まれた時やることは、反撃しない。感情を出さない。痛いことを冷静に伝える。
直して欲しいなら甘噛みをとにかく褒める。
ずっと愛情を持って接する。
もし辛くなったら時間をおいて大丈夫です。飼い主自身の心のケアを優先し、鳥に対して優しくなれるまで落ち着きましょう。
最後に、どうしても性格が合わないことはあります。これは感情を持って生きるものである以上仕方のないことです。自分を責めすぎず、お世話してあげてください。
誰かの参考になりますように。
少しでも心の負担が減りますように。
みんなが幸せになりますように。
ではまた、次の記事で。
読んでくださりありがとうございました。
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