【読書メモ】「しなくていいこと」を決めると、人生が一気にラクになる(本田 秀夫 著)
本田秀夫先生の書籍は初めて読んだかも知れない。
発達障害、精神疾患、HSPの用語説明を他書と比較したい、というか何故かメモしてみた。その他、初めて知ったこと。印象に残ったことをメモ。
【読書メモ】
「しなくていいこと」を決めると、人生が一気にラクになる
〜精神科医が教える「生きづらさ」を減らすコツ〜
本田 秀夫 著(2021/9/8発行)
https://www.amazon.co.jp/dp/4478112576
●AS、ADH(p.28〜29)
「ASD」「ADHD」から、「D」(Disorder=障害)を除いた表現は初めて見たかも。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6184b43fe4b0a518ac9e47b6
で、本田先生は、下記を書かれていた。
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最近では、障害といえる場合もそうでない場合もまとめて「AS」「ADH」(「ASD」「ADHD」から、Disorder=障害を除いた表現)などと呼んでいます。「AS」「ADH」の特性がある中で障害とみなす場合に「ASD」「ADHD」と診断するのです。
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●「ワーク・ライフバランス」
より適切な表現として・・・「ファン(やりたいこと)・デューティ(義務) バランス」(p.156)
→ワーク=やりたいこと というケースもあるからと。へぇ〜(笑)
■ASD、ADHD、LD(p.25〜26)
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●自閉スペクトラム症(ASD)
臨機応変な対人関係が苦手
こだわりが強い
空気が読めない
一方的な関わり方をする
興味の範囲が狭い
●注意欠如・多動症(ADHD)
不注意
多動性・衝動性
うっかりミスが多い
気が散りやすい
じっと座っていられない
思いつきでしゃべる
●学習障害(LD)
読み・書き・計算が苦手
(一つまたは複数が苦手)
最近では限局性学習症(SLD)とも呼ばれる
■うつ病、不安症、パーソナリティ障害(p.192〜194)
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●うつ病
意欲低下、悲観的な考え方、自信喪失、集中力低下
睡眠不調、食事不調、自分を責める気持ちになり落ち込む
●不安症
いつも心配で気が休まらない状態
ストレスを多く経験してきた人は、将来にいいイメージを
持つことが難しく、不安が慢性化し、不安症の状態に。
●パーソナリティ障害
物事の捉え方や感情の動き、行動や対人関係などが
多くの人と異なるため、本人が苦しんだり、周りの人が困ったりする
・境界性パーソナリティ障害
感情や対人関係が常に不安定で、周りとトラブルが多い
・自己愛性パーソナリティ障害
自尊心をうまく保てず、周りから賞賛されてないと気が済まない
・強迫性パーソナリティ障害
物事を自分の思い通りにコントロールしたいという気持が強い
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●HSP (p.195〜196)
一部の心理学者が提唱している独自の考え方で、
世の中にはとても繊細な人がいる、ということを表現したものです。(p.195)
医療機関で診断される場合は、「うつ病」「不安症」などの診断名になることが多いと思われます。(p.196)
「自閉スペクトラム症」と共通の特徴がみられます。