
第2回「おかやま文芸小学校」に行ってきた!
「おかやま文学フェスティバル2024」の旧内山下小学校にて開催された、第2回「おかやま文芸小学校」に行ってきました。
3/10の午前中に行って来たのですが、その時点でも沢山の方々が来場されていました。会場内の熱気に押されて、写メを撮るのも忘れ、ただひたすら本をガン見して参りました。

実は、2/25(日)の「ZINEスタジアム」にも足を運びウハウハとZINEを買い漁り、同日偶然立ち寄った本屋さんでもナイス本『芸術新潮 青池保子特集』(2023.8月号)をゲットしパラパラと頁をめくっていると、山口晃氏が描いた《四天王立像》の「持国天」のエキゾチックさに驚いたり、発売当時丁度、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて開催中だった「中園礼二特集」が掲載されていたようで、2023年9月に展覧会「中園礼二 ソウルメイト」を鑑賞していたこともあり、その偶然性にびびったりしました。

そして、3/3(日)では「おかやま表町ブックストリート」では出店者として参加していたりと、想像していた以上に、2024年の「おかやま文学フェスティバル2024」を満喫していた模様。
・本日(3/10)の戦利品
せっかくなので、ゲットした本のご紹介。
『上林暁 傑作小説集 孤独先生』上林暁 (2023年 夏葉社)
本の装丁がとても美しかったので、思わず手に取ってしまった1冊。

『ニッポンの犬』岩合光昭(1998年 平凡社)
犬好きにはどうにもたまらない一冊。古本トキシラズの店主の方から「これねえ、うん、いいんですよねえ。」と、うんうん納得お会計を頂きました。

『西遊記のシルクロード 三蔵法師の道』朝日新聞社
1999年に開催された展覧会の図録。持ち主の方が差し込んでいたであろう、同展覧会のチラシも挟み込まれていて特別感がさらにアップ。
西遊記といえばドラマだよなあ…と思いながら分厚い図録の頁をめくっていると、テレビドラマの紹介頁もあり、夏目雅子さまの玄奘三蔵、マチャアキの孫悟空、岸部シローの沙悟浄、西田敏行の猪八戒姿を拝むことができました。

『仏教学者、キリスト教徒の問いに答える 日本の自然と宗教』立川武蔵(2024年3月9日 西日本出版社)
仏教についての疑問をキャサリンさん(キリスト教徒)からの質問によってひとつづつ紐解いていく一冊。巻末を見ると、どうやら発売日直後だったみたいで、ちょっと胸熱!

『サバイブユートピア vol.2』
仏友のおひとり、観音ガールこと對馬佳菜子さんと、對馬さんきっかけで出会った能美舎の堀江昌史さんがメンバー入りされている<イカハッチンプロダクション>。
毎号テーマに沿ってそれぞれの専門分社をイカしたステキな活動内容が活字でみっちり紹介されているとっても濃厚な内容のZINE<サバイブユートピア>。
昌史さんとは滋賀でお会いして以来なので、本当に数年ぶりの感動の再会となりました。

『さかだち日記』中島らも(1999年 講談社)
実は学生時代、中島らもにどはまりして、同著がまだ未読だったこともあり、懐かしさのあまり思わず手に取ってしまった一冊。
過去に読んだあるエッセイの中に、今だに忘れられない話があります。どの本に収まっていたのか全く記憶にありません。
確か、らもさんがなにかえっちなことをしている女性を目にしたけれど、その描写が全く意味をなさない言語で記されていて、作中の中でも「こんな言語は聞いたこともないがどうやらその言語は存在しているらしい」みたいな一節があり、何が本当なのかちょっと混乱しちゃうという作品だったような気がします。中島らもファンの方で、よくご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。

バタバタしていると、活字から離れがちな日常ではあるけれど、時にはこうして無心になって本を選ぶのも良いもんだなあと思った次第です。