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[2021年カレンダー]3月について

みなさま、ごきげんよう。
ニシユキテン2021年カレンダーについて、少しづつではありますが、ご紹介しております。

2021年3月のニシユキテンカレンダーは、帝釈天さま。

3月のカレンダーは、帝釈天さまになります。

初めて、自分の中で「仏像、素敵だな。」と感じたきっかけになった仏像が、東寺の帝釈天さまでした。

元々、2013年秋に岡山市で開催された「おひさまアートバザール8」にて、「2D被り物屋さん」として初めて仏像の顔出し看板を制作したことがきっかけで2D仏像顔出し看板シリーズが始まりました。

「気軽に変身したい」×「感銘を受けたもの」

そもそも、何故に、仏像の顔出し看板を作るようになったのか?

その答えはとてもシンプルなもので、単純に、気軽に変身したいツールを考えた結果が顔出し看板という手法だったということ、そして、その題材として選んだものが、旅先でいたく感銘を受けた仏像だった、ということの2点に他なりません。理解し難いかもしれませんが、そうなのです。

というのも、2003年の冬、京都へ一人旅に出かけた時のこと。当時は、同年の秋に海外旅行に出かけた反動で、とにかく何か日本的なもの、伝統的なものが見なければ!とりあえずお寺だ!お寺に行こう!とかなり衝動的に東寺へ立ち寄ったわけです。そこで、初めて立体曼荼羅を拝見し、かなり衝撃を受け、大変感動したことを覚えています。

それから約10年後の2013年の秋、新しい作品の題材として、あの時の衝撃を思い出し、仏像を描くことに結びついたというわけです。

それまでは、時々、仏像の図録や書籍、展覧会などで眺める程度だったものが、改めて意識をして見始めると、「え!この素敵なお方(帝釈天)って、あの時見た立体曼荼羅のひとつだったのーー!!!」と色々と大事なことに気づいていきます。

そして、第一弾として制作した作品4体のうちの1体が、帝釈天さまの顔出し看板でした。

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2013年10月に行われた「おひさまアートバザール8」(岡山市北区・石山公園)のニシユキテンブースの様子。試行錯誤感が強い。

初代の帝釈天さまの顔出し看板は、かなり傷んでしまったので、作り直しをしています。今回、2021年2月のカレンダーで使用しているものは、それから約3年後の2016年9月に制作したもので、2代目帝釈天さまになります。

それにしても、自分の頭の中では、お土産物屋さんの壁一面に大量のお面(かぶりもの)がずらりと並ぶ中、レンタル看板屋さんを展開している予定だったのですが、4体しか制作できず、なんだか不完全燃焼でイベント当日を終えた記憶があります。

”2D仏像顔出し看板”になる前の、”2D被り物屋さん”としての作品について、振り返りコラムがあります。よければ、参考までにご覧ください。

<懐かしのニシユキテン>
◆2D被り物屋さん(2013年10月『おひさまアートバザール8』)2014-02-25
https://nisiyukiten.com/?p=63

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