「自殺者選別所」終演
初のオンライン演劇「自殺者選別所」無事に終演しました。
関わってくださったスタッフ、キャスト、気にしてくださった方々本当にありがとうございました。
今回世の中がコロナウイルスの影響により揺れる中あえて「自殺」というのを掲げ、制作しました。
自殺は悪ではないけれど正義でもない。自殺を肯定してはいけない。
という思いでつくりました。けど本当に死ぬときって死にたくて死ぬわけじゃないよね…と思い、少しの救いを残そうと考えました。
社会派、日本社会への皮肉を感じたなどの意見を多くいただきました。
日本人は良くも悪くも勤勉すぎる自分で自分を追い込む人種です。
なぜ欧米のような楽観差がないのか調べていた時に日本が島国なことが関係しているという記事を読み、優の
「日本って島国じゃないですか、合わない人や会社だったらそこから抜け出せばいいという発想がもともとあまりない人種なんです。例えばアメリカだったらアメリカ嫌だと思ったら歩いて他の国に行けるでしょう?けど日本はそんな簡単に行くことができない。そんな日本人は嫌な人がいたらほかのとこに行くよりその嫌な人とどう接するかを何百年も考えて、接した人種なんです。」
というセリフに繋がりました。
あとハリーポッターの作者の方が生活保護を受けていたという話も絶対書きたくて登場させました。
輝かしい栄光ばかり取り上げられがちですがそんな人も苦しい時期があったと知ることで救われる人が多くいるように考えました。
私自身ずっと苦しい時期が長く昔は「みんな死ねば平和なのに」というエネルギーだけで創作し続けたタイプでしたし自殺未遂経験者なので人間どこでどうなるか本当にわかんないよ。って思います。
ラッキーだったのももちろんあると思います。
やさせかはいろいろあった後に立ち上げた劇団です。
だからこそ「ずっとは無理でも明日あなたに生きてほしい」
をやさしい世界/やさしくない世界は掲げてこれからも創作し続けます。
ご来場くださり本当にありがとうございました。
世界中の全ての生き物が今日、明日を幸せに生きれることを心から願っております。
やさしい世界/やさしくない世界 新田澄海