地域密着型介護福祉施設イベント×ピアノ
始まりは突然に
1年前に北区王子のシェアハウスでお世話になった『ゆーし』から、普段ラインでやり取りするのに、3/1にいきなり電話があった。「にっしー(私のこと)3.11に今勤めてるぐるんとびーの3.11イベントでピアノを使いたいから手配と運搬できますか?」とある意味わけわからないご依頼。
※私は北区でストリートピアノ事業をやっていたということで連絡が来たという文脈はあったとは思うのだが
その時の心の中は「過去、めっちゃお世話になったから出来ることは手伝ってあげたいよ。」「でもピアノの調整して運搬って1日仕事じゃん。金曜だけど予定していたやりたい事もあるしなぁ」と思ったが、電話でいきなり依頼が来るという事は、東京からピアノを持っていく大変さを理解して電話してきたんだろう。よほど大事でレスポンス早い対応が必要なんだろう。と、元々あった予定は何とか調整つきそうだなと即判断して「なんとかします」と回答。
しかし、イベントの詳細も何時に行ったら良いか、何時に帰ったら良いか、しかも当日は私に連絡してきた「ゆーし」本人が不在。相手先窓口も連絡がなく。頭の中が疑問だらけ。ラインで聞いてもイベント当日の概略スケジュールしか知らせてくれず・・・9時からイベントの準備が始まるという事で、あー、はい、なんとなく9時に着けば何とかなるのね。という理解をした。「じゃあ9時までに東京都北区から神奈川県藤沢市まで行けるよう段取るよ・・・」が心の声。
結局、担当者(結果的に責任者の富樫さんになるのだが)に繋げてもらったのが、前日3月10日。できたら前日に移動したかったのだが、10日は子ども食堂の日で何時に終わるかわからず、10日に明日9時に着くように移動する旨を伝えて朝5時に起きて現地に移動。。。。
当日の準備①
約束の9時より少し早く8時について担当?の富樫さんにご挨拶。富樫さんの話によると、どうやらピアノは午後以降に使うかもみたいな感じのお話し。それまでどうせ暇だしお手伝いするか。と集会室で集まった作品の細々した作業。集まった作品というのが、1つ1つの牛乳パックのカバーを外して白にして、パックをカッター?でくりぬいて・・・「うわっ、これ、昔やったPTAの作業に似てる」その牛乳パックの数と加工にビックリ。3000個以上のLEDに対応する牛乳パック加工品があって、、、、
その後、当日続々くるスタッフの人力でろうそく型LEDライトの開梱作業や牛乳パック灯篭の作業をこなしていく。その後当日ボランティアスタッフが集まって来て作業が全体に展開された。当日ボランティアさんに声かけや指示出しが活きたのは過去の経験。ありがたい。その後私は自動車で休憩・・・
休憩が終わって会場に向かうとなんとなく整ってきた。上記写真の真ん中にあるピアノが赤羽から来たピアノ・・・小さくて申し訳ない。。。
イベントが始まる直前に
今回のイベントが3.11の震災でボランティア活動していた人の思いを受けたものなのだが、震災が起きた時に役に立ったのが地域の繋がり。その繋がりを継続するために、常日頃からご近所の顔を知っておく必要がある。あーなるほど。私も小さい範囲でながら顔が見える活動はしているが、震災が発生した時に繋がるとは考えたことが無かった。話を聞いて確かに。近所で顔が見える距離感だから分かる情報は行政ではコストがかかりすぎてやりようがない。なるほど。
イベントを通じて
ぐるんとびーは介護施設なのに地域の人が物凄く集まっていた。子供同士の会話。子供の大人同士の会話。高齢者を介した人の繋がり。これは、牛乳パックで作られた仕組みであろうとすぐにわかった。みんなで準備してみんなで作り上げたイベント。みんなで集まってそこに会話があって。そしてその後に代表と少しだけ話す時間もあった。代表の知る有名な人も呼ぶこともできたが、それでは地域参加の意味がない。地域一人一人が主体的に参加して私たちが作り上げたイベントであることを認識してもらうこと。
あー、これはお金をいくら積み上げても出来ない価値だ。お金を業者に渡してイベントを実施してもらうことも出来るし、一方お金を掛けずに地域住民みんなで作り上げてみんなで楽しむイベントもある。
私は不器用なので、お金を作る仕組みを作るのは苦手だが、普段から地域の人と触れ合ってお話ししてみんなで作るイベントはもう少し出来る気がする。あと少しの人生、地域の人とお金でない価値で絡み合って楽しもう。
トップの写真はぐるんとびー代表の菅原さんと今回イベントの責任者富樫さんと私。頭が光っているのが私w
ゆーし。事前の連絡は雑だったけど、当日は学びが多かったわ。ありがとう
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