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交通費よりも価値ある1日を過ごしたか?

noteを書きたい、文章を書きたい、と思いながら他の作業に追われ、よりによって一番タスクに追われている日に書き始めてしまいました。

趣味のラジオや音楽の話と、こんなゴリゴリ日常生活の話を同じアカウントで書くのもどうかと思いつつ、解決策も浮かばないのでとりあえず書きます。

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最近の私は、とにかくいろんなところ(主に滋賀県南部)に出没し、会う人会う人に「フッ軽だね」と言われる日々。正直、モバイルスイカの履歴は見るのが怖い。数日に1回、3000円くらいチャージしている気がする。

フリーになって、お金の管理はちゃんとしなければという意識はあるのだけれど、費目ごとの管理をしっかりすると、フッ軽ができなくなるような気がしている。

食費は必要な分しか使っていないし、趣味にもあんまりお金は使っていない。とにかく今お金を使うべきは、これから一緒に何かするであろう人達との関係構築だと思っているから、そこを惜しむと後で後悔するから、私は交通費を顧みない。

フッ軽の極意を問われたら「交通費を考えないこと」と答えたい。

大阪市内とかなら、乗り換える回数や乗る電車で値段が変わったりもするので、それなりに気にして安い行き方を模索もする。だけど、滋賀はJR一択だ。(近江鉄道は好きだけど移動には適さない。ごめんなさい。)

目的地に行くのに、JRに乗ることしか選択肢がないのだから、選べるとすれば「その場所に行くか、行かないか」ということになる。

私はフッ軽とは言いながら、ただ何かのイベントに参加するだけとかいう、受け身な予定だと当日になって「やっぱりやめとくか」となることが多々ある。

だからそんな私を外に出すために、たくさんの工夫を凝らしている。
好きで出掛けてるように見えるかもしれないけど、私はもともと生粋のインドアで人見知りですからね、お忘れなく。

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まず1つ目は、”積極的な予定”とセットで組むこと。
”積極的”とは、「私がいなければいけない」と思えるかどうか。

何かに申し込みしてあるとか、会議があるとか、そういう”積極的な予定”を1時間でも入れておくことで、その前後に近くで開催されるイベント等には、”ついで”の感覚で訪れることができる。

京都に行くのは遠いな~と思って気が引けるけど、大津の予定とセットにしてしまえば、大津から京都まで10分電車に乗るだけ。近い近い。そんな感じで、イベントや会議のハシゴをしまくっているので、JRの遅延にはいつも頭を抱えている。

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2つ目は、事前に宣言すること。
宣言というと大層な表現だけど、要するにSNS等で「この日はここにいます!」と事前に言っておくこと。

こうすることで、当日の自分が引きこもりの気分だったとしても、「行くって言ったんだから」という何らかの圧力で外に出ることが出来る。

また、宣言を見た人から、「そっち方面いるなら、夜はここに来ない?」と自分からは行かないようなところへ訪れる予定が舞い込むこともある。そうすると、1つ目の”積極的な予定”も生まれて、もはや行くしか選択肢のない状況をつくることができる。

あとは、私自身が他の人がSNSで宣言しているのを見て「この人に会いに行こう」と動くことが多々ある。私の宣言ストーリーズを見て動く人がいるのかどうかは分からないけれど、「偶然会えた」と思っていた人たちの何人かは、もしかすると必然だったのかもしれない、と思ったり。

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こんなふうにとりあえず「動く」ことを選ぶように工夫を凝らしているなかで、交通費を確認するという行為は自分の足を止めてしまうような気がして、なかなか気が進まない。

というのも、私はどこかへ行くときに、無意識に損得勘定で動いているところが否めないのだ。

例えば、とある駅まで1000円かかるとして、その場所での用事は1000円に値するものかどうか。そんなことを考えて動いてしまう自分が憎い。

逆に言えば、遠くに行くとなると、それだけの価値のある一日を過ごせるように努力するとも言える。その”価値”というのは、その場所で過ごす時間の長さと密度にかかわると思っているので、どうせどこかへ行くなら出来るだけ長く滞在できるように、たくさんの人に会えるように、予定を組んだりする。

損得勘定で動くのは良くないと思いながらも、少しプラスに働いていると感じる場面もいくつかあるのだ。

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そんなことを書きながらも、興味が勝ってしまったので恐る恐る交通費を計算してみる。

8月と9月と10月9日までの2か月ちょっとの期間で、4万円以上がモバイルスイカにチャージされていた。まぁ、車買うよりは安いけども結構な値段だ。

だけど私は、この2か月で訪れた場所、出会った人たちのことを想えば、4万は全然安いと感じる。そして決して2か月だけではなく、これから先にもつながる4万だ。

おそらくこれでも、かなりの金額が節約できている。なぜかというと、私は数え切れないほどの人たちに車で送ってもらっているから。

「近くまで乗せていくよ」「遠くまで来てくれたし、送るよ」
こんな言葉をかけてくれた人たちのおかげで私の生活は成り立っているのだろう。

車に乗せてもらっている身でおこがましい話ではあるが、他人の車に乗せてもらっている時間が結構貴重だと感じるときもある。イベントに参加している最中は大人数でわいわいと話していたけれど、車で2人となると、もっと腰を据えた深い話ができたりするのだ。

運転しながら他のことを考えさせているのは申し訳ないけれど、車移動の時間の話から仕事につながったり、人となりを知れたと感じたことが多すぎる。もう少し、車を買うのは先延ばしにしても良いかもしれないと思ってしまった。

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だいぶ話がずれてしまったが、とりあえず具体的な値段を知っても、フッ軽をやめようとは思わなかったので、本当に良かった。

ただ、分かっておいてほしいのは、どこでも何でも行くわけじゃないですよーということ。そこに行く価値があると判断すれば、すぐに行くけれど、そうじゃなければやっぱりお金は惜しいし、時間も惜しい。

私が最近、異様に甲賀と湖南に足を運んでいるのは、ただ用事があるから、というわけではなくて、自分の中でのその地域の優先度がグンッと上がっているからだと思う。

そこに行けば絶対に、往復2000円の交通費以上の価値があると確信を持っているから移動するし、異様に本数の少ないコミュニティバスを使う移動だって全く苦ではない。

「遠いから」「お金かかるから」という理由は、真っ当なように聞こえて実は、暗に自分にとっての優先度の低さを表していたんだなぁと今更気付く。

その感覚に正直になれば、本当に価値のある日々が過ごせるのかな。

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