あなたを救うかもしれない歌2~「光の旋律」

Kalafina「光の旋律」

「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」というアニメの主題歌だった曲なんですが、好きな曲の1つです。

作詞、作曲している梶浦由記さんいわく、この曲のテーマは「希望」だそうです。

「希望」って結構大切です。希望という言葉から考えるものは人それぞれかなと思いますが、私は「~したい」というエネルギーを生むものだと思っています。

高校生のときに、同じクラスに気になっていた子がいて、その子が朝早く来て自習してたんですよ。で、朝早く行くと、教室内で2人、いても数人の環境になるじゃないですか。そうしたら、もしかしたら、話せたりするかもとか思ったりしてたんですよ。

私は朝がめっぽう苦手なのですが、そういう動機があると、もうすごい起きれるんですよ。自分でもびっくりしましたよ(笑)

まあ結局、勇気もないし、そもそも勉強してるから話すことはなかったんですけどね。出席番号的に席が隣だったので、PCの授業で分からないところがあったときに、それを聞かれて少し話したぐらいでしたね。

という何も起こらなかった、今振り返ると少し苦い話なんですけど、それでもそういう「希望」があると人間は思いがけない力を発揮することがあるということなんです。

そして、大事なのはその「希望」は、「叶うことが前提ではない」ということです。私のように結局何にもならないこともある。

「光の旋律」では、

やがて君の手がつかむ永久(とこしえ)の真実
かなわないと思うから
いっそ高らかな声で
その歌に君は希望と名付けて泣いた

Kalafina「光の旋律」作詞 梶浦由記

と歌われています。

現実は自分の思った通りに運ぶわけではない。上手くいかないことも多い。むしろ、そのほうが多いかもしれない。

それでも、「~したい」という思いや衝動は捨てられないし、持っていることで私たちは生きていくことができる。

だから、高らかに歌うのです。

希望と言うと、何か大きなことを想像するかもしれないですが、もっと小さなことでも希望と言って良いはずです。

明日の朝は好きなものを食べたいなと思ったら、明日が来るようにと思って眠ることができるじゃないですか。

絶望に打ちひしがれて、もう嫌だと思っても、小さな小さな希望を私たちは捨てることができない。希望を本当に捨ててしまったら、人間は本当にあっさりと死んでしまったりします。

だから、小さくても希望を持っているのなら、あなたは生きることができる。

その希望は「光の旋律」のように、私たちを導いてくれるものです。

さあ、高らかに歌うのです!


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