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野呂山ええとこ一度はおいで

皆さんお久しぶりです。CC7が終わるまでは「俺、CC7が終わったら1週間くらいバカンスするんだ・・」って思ってたのに、いざ終わってみたらそれ以後の方がクソ忙しく、気持ちが荒み、ミスは増え、シッチャカメッチャカなままいろんな大会を終えていきました。今ようやく終わって筆を取っています。

しかしまー今年はよく働きました。てか働き過ぎました。地図描きすぎです。「調査しんどい、納期つらい」とか言いながら仕事してんのは健全じゃないです。「ああこんな素晴らしいテレイン調査させてもらえて幸せだなぁ」って思えるくらいがちょうどいい。

CC7も盛大にできたし、全日本もあったし野呂山もあった。正直それぞれ終わった時にはいろいろ書きたいことあったのに、時間経っちゃったらわりともうどーでもよくなっちゃいますね。あーあ。

とはいっても、まあ少し書き残したいので野呂山のことだけ少し。

野呂山神テレイン

参加いただいたみなさんありがとうございました。去年のCC7が終わった時、この大会プロジェクトに入らせていただいて、佐賀の全日本リレーのついでに下見しに行ったんです。すげーいいとこじゃん!って感動して、ぜひこの大会に携わりたいと申し出たのが始まりでした。

幸いにして広島県協会の皆様にもこのテレインをNishiPROの手で地図化する意義を理解していただき、赤字覚悟で調査費を出して頂いたことでNishiPROフルマッピングの野呂山大会が実現しました。


いや―美しい。走って爽快なテレインではないかもしれませんが、本場ヨーロッパでも必要な技術が求められる高難度テレインです。

テレインはオリエンテーリング普及の肝です。これがなければ決して広まりません。WOC2005で三河高原に多数のテレインが爆誕して以来名椙は大幅に力をつけ、島松のテレインが爆誕して以降北大も強くなりました。広島でもきっと同じことが出来るのではないかと考えています。

生まれた地図をぜひ使い倒してほしい。それが私の願いです。

イベントアドバイザーしました

慣れない運営、予想外の盛況で大変だったと思いますが、大きな問題なく無事進めることが出来ていたと思います。運営者の皆さん本当にお疲れさまでした。

イベントアドバイザーとしての最大のトピックは何と言っても初日の台風襲来ですね。以下当時の状況を報告します。

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朝6時、開催判断の時点で大雨警報が発令されており、午前中にかなり雨脚が強くなる予報が出ていました。しかし午後には急速に天気が回復する予報でしたので、その時点でスタート1時間遅れで開催の判断を行いました。

しかし朝の準備時間中に、続々と交通麻痺の情報が入ってきました。呉線だけでなく新幹線と山陽本線、さらに山陽自動車道の一部が通行止めで、それに伴う渋滞。これらのことを鑑みて、1時間遅れとしたとしてなお大量の遅刻者が出ることが予想されました。

この中で遅刻を正規時刻からの計時としてしまうと、単に遅刻しなかった選手が高いポイントを獲得し、遅刻した選手が低くなるという大きな不都合が生じることが考えられました。また、この状況で正規の時刻に間に合うように参加者責任で行動を求めることは、さすがに酷であろうとも考えられました。

それらを総合的に判断し、実際のスタート時刻からの計時にするよう決定し告知いたしました。 その告知に対し、なんらの調査依頼も提出されず大会は成立しました。
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私としては今回の判断は妥当なものであったと考えています。しかし、本来の規則・ガイドラインから外れた判断がなされたものにたいしてランキングポイントが算出されるのはどうなのかという意見がSNS上あったことを把握しています。

ここからは全日本委員会の一委員としての見解となりますが、ランキング大会は順位が付いた選手にポイントが発生する。つまり成立はポイントが付与、不成立は付与されないと一貫しており、そこに委員会としての判断は挟まりません。ただ、このあたりの理念がちゃんと共有されていないところがあると思われますので、現在このあたりについてガイドラインの追記を検討しています。

そんなところですね。というわけでまた機会があればぜひ野呂山にお越しください。これが令和の西部再開拓の始まりです。

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