作品「12 暮らし」
12 暮らし
耳の人は
飼い猫も
あきれるぐらい
のどかに暮らしていた
すずめの
あたたかさを
てのひらで感じたり
庭に
ゴザを敷いて
昼寝をしたり
雨垂れの音を
いちにち
聴いたりしていた
たまに
古い本を読んで
ひとり
ふっふっと
笑っている
『耳の人』(BOOKLORE)
『歩きながらはじまること』(七月堂)
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12 暮らし
耳の人は
飼い猫も
あきれるぐらい
のどかに暮らしていた
すずめの
あたたかさを
てのひらで感じたり
庭に
ゴザを敷いて
昼寝をしたり
雨垂れの音を
いちにち
聴いたりしていた
たまに
古い本を読んで
ひとり
ふっふっと
笑っている
『耳の人』(BOOKLORE)
『歩きながらはじまること』(七月堂)
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