『吐噶喇列島』、コレ読めますか?
こんにちわ!
離島生活の楽しみの1つに離島巡りというのがあるのでは!?と、
勝手に思ってる協力隊のハルキンです。
今回はいつものブログの5倍くらい力を入れて書きます!!
実は種子島に移住するまで、南の方の離島ってなんとなく沖縄だと
思ってた僕は、こんなにも魅力的な離島が近くにあるなんて知る由も
ありませんでした。
(鹿児島の皆さまスミマセン…)
このブログもマラソン帰りのフェリーに揺られ海風に当たりながら、船の甲板で書いています。今回の内容はそのマラソン大会のことです。
10月4〜6日、吐噶喇(トカラ)列島のマラソン大会に行ってきました。
有人7島をフェリーで渡りながら約25kmを走るという珍しいマラソン大会です。各島2km強〜5km弱走ってはフェリーに戻り休憩し、次の島に到着したらまた走る、を夜明けから日没まで繰り返します。
4日(日)19時〜21時に鹿児島港南埠頭の<フェリーとしま2>待合室で受付、その後乗船です。
部屋はこんな感じ。
荷物を置いたら一度下船し、説明会がありました。
1週間ほど前に発生した台風18号の影響で大会中止が危ぶまれていましたが、台風の進路が予報通りにいかなかったことで、なんとか大会開催という判断になりました🙌 ただ海況によっては抜港もあるので上陸できない島(走らない島)も出てくるという説明でした😨
23時、鹿児島港出航!
寝れたのか、寝れなかったのか…わからないまま、
午前5時、1島目「口之島」に到着。
そしてまだ薄暗い6時、マラソンスタート!
海沿いの少しアップダウンがある4.9kmのコース。
出航10分前に汽笛がなり、間に合わなさそうな人は車で収容されてしまいます💦そのため遅くともキロ7分以下ぐらいで走らないといけません。
2島目「中之島」2キロちょっと、と距離が短い島なので安心してました。よが、なんと途中でどしゃ降りの通り雨!! パンツまでビショビショ。走りながら頭をよぎったのは「あれっ、パンツの替え何枚持ってきてたっけ…」といらんことをごちゃごちゃ考える始末。もちろん靴もビショビショ…
まだマラソン始まったばかりなのに💦と考えてたら
マラソンのコース上に温泉を発見!タオルも何も持ってないけど、
もういいやと諦め半分立ち寄り、入浴時間約15秒。浸かるだけ浸かり、
体を拭かずそのまま服を着て走ろうと思ったら、船の汽笛が!!!
しまった!!時間やばッ!
大慌てで走り出し、なんとか収容されることなくゴール。
見ての通りのケツから2位というギリギリゴール。
フェリー内の掲示板に順位が張り出されます
限られた着替えの中で、何を着て走るか。次の島まで悩み続けました。
考えた結果。。「濡れた服に着替え直して走る」という結論に。
パンツも靴下も、濡れたのに着替え直し、上陸したのが
3島目「諏訪の瀬島」
この大会でBIG3といわれる最初の関門。
(このマラソン大会はリピーターが多く、半分くらいの人は経験者でこの名を教えてもらいました。)
勝手に僕は吐噶喇列島って馬毛島みたいな平べったい島の集まりなのかなと思っていたのが大間違い!!結構高い山を持つ島の集まりでした。中でもこのBIG3はその山の急勾配を走らせるコースなんです。
スタート地点に立った時に悟りました。
もしかしてこの坂を走るのかと😨
4島目「平島」
名前とは正反対。こちらも急勾配、さすがBIG3
スタート地点から見える目の前の丘のガードレールが「きっとあの坂道がマラソンコースなんだろうな~」と考えずにはいられません。
5島目「悪石島」
ここも負けずの急勾配、過去大会ずっと出場しているランナーさんが言うには、いつかの村長?さんがぜひこの急勾配を走らせたいと言った一言で元々の平坦コースから変更になったとか。
フェリーの移動中疲れて寝落ちし、もうすぐ到着という汽笛で起こされの繰り返しが本当シンドイ。準備をしながら感じる足の疲労感が半端ないんです。足をガクガクさせながらタラップを降り、そしてスタート地点から見える急勾配のコース。
距離的にはハーフマラソンくらいなんだけど、なんかシンドイ。。。
ここまでの島は走り終えた後部屋に直行していたため、フェリーの見送りがあったのかわからないが、BIG3を走り終えた気持ちに余裕が出てきたのもあり、港に子供たちが集まっているのを見かけたので部屋に戻らずデッキへいってみた。
出航時、島の子供達がソーラン節を披露してくれた後、桟橋を走って船を追いかけ、見えなくなるまで手を振ってフェリーを見送ってくれました。
「ありがと〜また来てねー!」と。
もう、心の中号泣です。
疲れた体に染み渡る優しさ😭
6島目「子宝島」
もうここまでくれば終わったも同然!なんて、甘かった。
距離が2キロしかない分停泊時間(制限時間)が短く、
出航10分前の汽笛が早いっ!!
コースの1/4くらいを残して走っている最中に汽笛が聞こえた。
次の島も近そうなので部屋に戻らずデッキで過ごそうと、ここでも子供達の演舞に見送られて、いよいよラスト、、、
7島目「宝島」へ。
ここでは船の出航が無いから時間制限無いよ〜という声も聞こえたけど、いざスタートすれば人間なぜか走るんです。港を出て集落の中をぐるっと走って、港の面白い壁画を眺めながらのゴール。
マラソンの後、スズメの行水並みのスピードで温泉につかりなんとなく汗を流したら、懇親会会場へ。
地元の料理を堪能し、マラソン順位の発表や地元小・中学生と大人チームのスティールパンの演奏が披露されました。
先日行った硫黄島ではジャンベの演奏を聞き、ここではスティールパン。
なんか離島と打楽器って相性いいのかな〜??
なんて思いながら、種子島とはまた違った離島感を味わっていました。
その後抽選会なんかもあり、
なんと、焼酎セット当たっちゃいました。
大会中仲良くなった方に1本お裾分け。
(決して荷物が重いから上げた訳では無いですよ!)
楽しい懇親会も終わり、
疲れた体にお酒も入ったので、フェリーに戻るなり爆睡でした。
朝5時、フェリーの汽笛で宝島を出航。
走ってきた逆の順番で各島に立ち寄り、そういえば走る事で頭がいっぱいで島をしっかり見てなかったと思いながら…改めて島を眺め、そして島の方々に見送られながら、お別れです。
最後の島、「口之島」
まさかの子供達、エイサー披露!演目はミルクムナリ。僕が唯一踊れる曲。と、僕だけ密かにテンションを上げて、7つの島を後にしました。
帰路の途中、艦橋の見学もさせてもらい。
もうオノボリサンです。
そこそこお値段はするけれど、お値段以上の経験だったなぁと思う
2泊3日の旅。
今回のマラソンの完走者の最高齢77歳の方、マラソン雑誌にも年代別の記録で名前が載ってるらしく、記録を狙ってる(目標がある)から元気でいられる。と秘訣?を教えてくれた。
僕もこの方みたいにずっと夢や目標を持って生きていきたいと思った。
僕の次の目標は・・・
家を直して種子島にベースをつくることだな~
種子島は離島だけどそこまで不便を感じることなく生活できるし海や山の自然も近い。そしてこうやって近くの離島にも遊びに行ける。移住して2年半、やっぱりいいとこに来たなと思う。
協力隊としての任期もあと半年を切ったので、やるしかない!!
ハルキン、ラストスパート頑張ります。
長いブログ読んでくださりありがとうございました🙌
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