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おとなの遊び😚

海に行きたい気持ちをグッ😣とこらえて、
空き家修理に精をそそいでいるハルキンです!

こちらのブログにもちょこちょこ出てきますが、
休みの日は朝から晩まで空き家(元・牛小屋)の改修をしていまして、
ようやく「これ家!?!?」という状態から
「まぁなんとか住めるのか、、、ナ?」という状態まできました。

材料は知り合いの大工さんから解体時で出たものや端材を頂き、
以前行った「本気の大工修行」で教えてもらったことをフル活用して、

兵庫県多可町で行った『本気の大工修行』の詳細はコチラhttps://note.com/you_you_jiteki/n/nc33809784120

屋根が落ち、家の中から空がみえていた状態から、なんとか落ちてくる瓦で大怪我をする危険性は無くなり、雨漏りがしない家になりました。

出会った頃の家。ツタがはり、屋根が落ち、、、
家の中から天井を見ると青空が

種子島に移住して知り合った、僕にとって島のお母さんみたいな存在である大家さんには「この家好きにして住んでいいよ~」と言われ、
自分が住む家だから自己責任で!って考えるととても気楽に
なんだか、子供の頃よく遊んでいたレゴで遊んでいるような感覚で
家を直しています。
おとなの遊びです!

この1か月半でやったことを備忘録を兼ねて・・・


①ゴミ出し!

とにかくどの空き家にも言えるけど、ゴミが山ほどある!
正直この片付けが一番メンタルやられる。(笑)
あと、別の古民家でもあったけど、虫に食べられた跡があるピーナッツの殻が大量に様々な所から出現する!
(これは種子島あるあるなのか!?)
もう、色々考えず、ただただ無になって。
ひたすらゴミを出しては軽トラに積み込む。
(平成初期の壊れかけ軽トラだけど、ホント役に立つ!)
現在までに、軽トラ4回分のゴミ捨て(約700kg分)!!

なんでこんなピーナッツが!??
時が止まったままの家のゴミは
腐ってボロボロになったり、死骸もでてきた🐈

②屋根の修理

とりあえず危険を避けることを優先させて
北西風が強くなる前の冬のシーズンまでに終わらせたかった屋根作業。
(種子島の冬は海から吹く北西風が強いんです!!
だから風の日は、温暖といえど結構寒いんです・・・)
落ちかかっている瓦を取り除き、瓦の下の角材の腐っている部分は
横のスペースから別の角材を継ぎ足し補強。
その上から波板を張りました。
またまた軽トラが大活躍🙌
脚立だけでは高さが足りず、軽トラの荷台からハシゴを伸ばして作業。
(ほんと工事現場みたいな足場が欲しい・・・)

上を向いて歩こう💦
瓦を1段抜いてはめ込んで
ずり落ちないように木を打ち付けた
瓦が落ちて無い部分は波板で
屋根を支えている木も腐っていたので
横から差し込んで補強
使い込みすぎてかなり汚れてきた・・・

屋根がずり落ちないように抑えて波板を取り付け、
とりあえず瓦が降ってくる危険は無くなったー🙌

と、思っていたのも束の間、雨が降り出し屋根の下に移動したのですが、
ナント!瓦と波板の間から雨が滴り落ちるではないですか!!
冷静になって考えると、そうだよな~と思う事も、
一人で黙々と作業をしていると気がつかないものなんです。
正直、結構な雨だったのでナイアガラの滝みたいになってました。
(トホホ・・・もう、ショック過ぎて写真とるの忘れた)

③空が見える部分の補修

屋根裏のボロボロになった部分

家の中から空が見えた部分。
あえて透明のアクリル板にでも貼ってみようかと思ったけど、、、
無駄なお金はかけられないので・・・断念。
とりあえず防水透湿シートというものを購入し張ってみた!
このあと、どうしようかと悩んでいるとき、
近所の倉庫を取り壊している現場に遭遇。
しかも知り合いの大工さんだったので再利用できるように取り壊してもらい
頂いたプラスティックの波板を張り合わせて補修。
家の中から空が見えなくなったことで、家の中が暗くなり気がつきました。
 「あ、、、電気を通さないと。」

とりあえず防水透湿シートを張ってみた
上から波板を張り付けて

この屋根からの作業中に見える景色が最高過ぎて。
(天気がよければ屋久島が見える!)
 絶対ここに展望台を作ろうと決めました!
(ま、まだまだ先の話だろうけど)

④ブロック塀のモルタル補強

ブロック塀に囲まれた元・牛舎。
雨や海風で中の鉄筋が錆びてブロックの割れがひどく、
窓を押しつぶしている部分もありました。
ここはモルタルで補修し、角材で補強。(これだけで良いのか!?)
左官作業も6袋目に突入、(すでに100kgのモルタル使用)だんだんとモルタルと水の分量や塗り方もいい具合になってきた!(気がする)

外壁が剥がれ落ちて鉄が見えてる😰
中もボロボロ・・・
モルタルで補強

そして表面からの雨の浸透を防ぐため(←勝手にそう思っている)
外壁用ペンキを購入。僕がネットでオシャレだと思った家の壁がブルーグレーという色だったので、グレーの外壁ペンキを買い、
青色を混ぜて塗ってみたところ・・・

 ・・・『ただの水色』になりました。

オシャレどころか、、、
正直僕には、ビーチにある大きい公衆トイレにしか見えません😰
 
でも、こんなことでめげてはいけません。
他にもやることは山のようにあるのですから。
年が明け、引っ越しまで3か月を切り、
家の外側ばかりしている場合ではなくなり、
外の問題は一旦忘れて、家の中の作業に移ります。
これからの敵は白アリ被害です!!

⑤雨漏れや白アリ被害を受けた壁や天井の解体

「どんだけホコリを吸い込むねん!」っていうくらい、
目の中めがけて吸い込まれてくるように入ってくるホコリに
涙を流しながら、長いバールを使ってどんどん壁や天井についた傷んだ板をはがしていきます。
ある時、メガネをつけても目に入るゴミに嫌気がさし、
バールを使わず、天井に登って足で上から踏みつけて解体する
という案を思い付き、天井の上から足でどんどん崩していっていたら、
みごとに足を踏み外し、
天井からズドーンと床に落ちました。
奇跡的に梁でこすった擦り傷だけで済みました。
いや、ホント屋根じゃなくて良かった😰
改めて「一人でやっているのだから気を引き締めてやらないと」と
お灸を据えられた・・・
と、いうのはウソで。

こんな面白い落ち方したのに誰も見てないし、
動画も撮ってないのもったいない!!!
という気持ちの方が先に出てきた自分のメンタルに、
自分自身まだまだやれるなという気持ちになりました!

長いバールを使って天井をはがしていく

⑥床下の 大引き? 根太? の取り換え作業

白アリに食べられた木はパリパリ皮がめくれます。
手でめくれる部分はめくってしまって金槌でたたいて音をチェックします。
もし、大工さんがいたらこんなこと絶対しないであろう腐っている太い木をのこぎりで切り落とし、同じような太さの木をはめ込んでいきます。
これは完璧自分の感覚だけでの補強。
前にも書きましたが自己責任なんです。自分の家だから・・・😓

白アリに食われてカッスカス・・・

ントこの床下の作業の時だけは自分が小さくて良かったとつくづく思う😭
作業場が床下30cmの隙間だからです。

頂いた廃材にちょうど良さそうなほぞ穴が開いた古丸太と
ほぞをもった古丸太があったので、勝手に組み合わせて根太にしてみた。

古い太木を再利用!
倉庫からもらってきた木のホゾ穴とホゾを使って合わせてみた
大工修行でならったノミを使って穴を掘る!

ここまできたらあとは加工板を張っていくだけ🙌

一人でやるから迷いもあり、立ちすくんで作業が進まなかったり。
もちろんミスもあり、、、
正直、大変です。

世間一般で言えば、『30代』
ローン組んで家やマンションを購入したという話がでている年齢で。
五右衛門風呂やボットン便がある家を、頂き物の材料を組み合わせて自分で直している人は中々いないだろう…

だけど、気にかけて見に来てくれる集落の人が、
早くも完成時の飲み方の話をしに来たり、
「網戸は張ってあげるよ~」とか言ってくれたり、
芋をふかしたからと差し入れを持って来てくれたり。
そして現場終わりに様子を見に来てくれ、そのたびに差し入れにと材料を
たくさん持ってきてくれる大工さんがいたり。

軽トラで頑張って運んだ💦
持ちきれない太い木は大工さんが🚛で運んでくれた
現場で出た使えそうな廃材を家の前まで
大工さんが運んで持ってきてくれた!
近所の人が芋をふかして持ってきてくれた!

協力隊になったから出会った場所であり、人であり、
そして大工修行の経験だったり。
そんなことをフルに生かして一つものを作っている感じが
自分の中で楽しくてそれが大切な時間に感じています。

歩けるようにまでなりました!
1か月半でこうなりました🙌

さて、2月8日は古民家再生ワークショップを
僕の家で開催して頂くことになり、
地域の方と一緒に床や天井を作る予定です!

この家がどう変身していくのか!?
またこの家に思い入れが増えていく気がして、ワクワクです😚

西之表市地域おこし協力隊インスタ
https://www.instagram.com/p/DEi_bQ3yCgL/?img_index=1

最後まで読んで頂きありがとうございました!
次回ブログは、、、完成報告か!?(いや、たぶん無理だ😓)

【追記】
1月23日、ようやく床が全部はまりました🙌