9月2日
昼前に起きる。急いで支度をし始めてから予定を勘違いしていることに気づく。今日、まじでなんにもなかった。開放感に浸りながらもう一度横になる。さっきより天井が高く見えるのは気のせいだろうか。ふははははは、と魔王の笑い声を真似していたらいつの間にか寝ていた。
もう一度起きてから出掛けたり動画を撮ったりしようと思ったが、昨日皮膚科で処置してもらったところにしっかり赤味が出てきていて普通にテンションが下がったので大人しく家にいることにした。知人から長文のLINEが届き、暇すぎたので秒で返信したら「うわ、すぐ返してきたコイツ」と引かれた感覚があった。数日待って返すべきだっただろうか。その手の暗黙のルールをものすごくめんどうに感じてしまう。少しずれた話ではあるが、立ち食い寿司屋ばかり行ってしまうのもその辺りの性格が関係しているのかもしれない。
大人しく夜まで作業して、一段落したところで空気階段の単独公演のアーカイブ配信を観てから眠った。後半のコントの設定がとても好きだと思った。無修正のロゴが入った帽子、ちょっと欲しい。
今年これまで作ってきたものをまとめて形にしていく作業に手を掛けているのだけど、今まで感じたことのない怖さがある。自分の気持ちを知ってしまう怖さとか、それを人に打ち明けるときの怖さとか、そういったものに似ているのかもしれないと今ちょうど書きかけたが、ひょっとすると似ているどころではなくて、もはやおんなじかもしれないと思った。なんにせよ自分の気持ちに対して正直にいたいだけだと思う。降り注ぐ火の粉にブチ切れながら、同時に爆笑しながら進んでゆきたいし、もう寂しさも怒りも自分の心から切り離してしまいたくない。ずっと一緒だ、と自分の尻を揉みほぐしながら思った。弾力があって香ばしく、フルーティーで爽やか。