8月23日
早くに起きて渋谷の町まで出向いた。いつ来ても、何度来ても人が多い。などと言いつつ、もはや当たり前の光景なので文句はない。もちろん恨みもない。目の前に広がる人の群れを選択ドラッグで削除できるなら、するけど。とかなんとか危険な思想を持ち合わせながら歩き倒した。漠然と、衣装や小物を探しに行ったのだけど、結局なんにも買わずに帰ってきた。自室のカーテンも入手できたらと思っていたけど完全に忘れて電車に乗っていた。深追いするほどでもないし買える時に買えたらそれでいいし。諦める、が最近はよくできている。以前なら無駄に粘って疲弊していたような気がする。あきらめられてえらいね、って褒められてえ。
この1週間で自転車と眼鏡とイヤホンをなくした。なんでだよ。どうしてこうなったんだ。あ、でも少し前にも書いたけど眼鏡は見つかっている。トイレに流したと思ったらベッドの下にあった。けれども自転車とイヤホンはについては数日経っても紛失したままである。自転車は盗難届も出したのでそのうち見つかるだろうけれど。何度目の盗難届か。
なんだかいっぺんにいろんなことが起きているような感覚が、ここのところずっとある。変化や転機のような、そういう雰囲気の言葉で収まるものであればいいんだけど、死期とかだったら笑いごとではないからな。まじで。どうにか乗り越えて生きていけたらなんでもいいし、変わっていけるならそれは本望だけれども。どうせ良くなっていくんだから。最近気づいたけど、私はインドアで根暗だが前向きでポジティブな性格らしい。前向きとポジティブにどれくらい意味の差異があるのか私は理解していないけど、タレの焼き肉にタレを付けるような塩梅でどちらも併用しておいた。付けたのはタレだけで、塩も梅もついてはいないけど。
Netflixで『LIGHTHOUSE』を一気に観たら、親知らずを1本だけ抜いてないまま放置していることをふと思い出した。抜いてみようかな。暇だし。それに今なら、ものすごい勇気に見守られているような気分になれるかもしれないし。