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ちょろすけをみた

JJF2012CSで入賞を逃したのに熱狂的なファンを獲得したチームがあった。ちょろすけである。

ちいさな女の子のちょろと、おおきな男の子のすけのペア。リズミックでパズル的な比較的近接のチームジャグリングをしていた。ジャグリングの演技本体はもとより舞台への出はけまでコミカルな印象で、多くの観客は、プロが出てきたと思ったらしい。観客の盛り上がりがすごかった。残念ながらJJF2011CSでの入賞は逃してしまった。

その後彼らはヘブンアーティストを取り1年とすこし活動しそして2016年の秋ころ活動を休止した。

2024年5月のジャグリングの現在の4公演のうち1つめ土曜の午前だけやたらと早く売り切れてしまった。ちょろすけが特別出演する1回だった。

現役当時の10年前から一般観客にも様々なアーティストにもほんわかとした人気があった。ちょろすけがパフォーマーにも広く知られたのはJJFでの活躍もさることながら、ながめくらしつに参画し目黒陽介の演出助手として様々な公演にかかわっていたことにあるだろう。すけさんは理系青年らしくロジカルなチーム構成を考えるのが好きだった。ちょろはバレエの経験を操体、振り付けに活かしていた。

チケットが売り切れたのは、もう一度そんなちょろすけが見られるという期待の表れだったと思う。

ジャグリングの現在の当日、ステージに現れたちょろすけは10年を一気に飛び越してきたようだった。

そしてあのときのままのジャグリングをあのときよりも安定感少し多めで見せてくれたのだ。まったくあの時のままだった。

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