実体験から想定する人が亡くなる前に取る行動①
皆様、おはようございます!にしのです。
みなさんに元気と勇気を☆
今回は私の配信についてお話ししていこうと思います。
この記事を読むと、
「にしのが実際に体験した人が亡くなる前にしたことって?」
「にしのがこの配信から伝えたかったことは何?」
が大体わかるようになっています。
真冬に半袖の彼氏
今から4年前の2017年1月25日。
いつまで経っても私はこの日を忘れることができません。
とても幸せな日だったと同時に、後悔した日でもあるからです。
今日はその日の出来事をお話したいと思います。
2017年1月25日。
毎月1回、遠距離の彼氏と会える日でした。
彼氏に買ってもらった服。
彼氏に教えてもらったカラコンと化粧。
彼氏に用意してもらったカバン。
彼の理想に近づきたくて、精一杯の努力をして向かいました。
駅で合流して、まず異変を感じました。
いつもは気怠そうな雰囲気を身にまとっているのに、その日は驚くほど元気だったのです。
…いや、今思えば元気すぎでしたね。
1月25日ですよ。まだ真冬じゃないですか。
なのにコートの下が半袖だったんです。
私「え!?寒いよ?」
彼「いや、あちぃよ。今日暑くね?」
合流して少し歩いたらコートを脱いで半袖になってしまう始末。
普段は彼の方が人目を気にするのに、その日は私の方が人目を気にしてしまいました。
体調が普段よりも安定しているようで、半袖でもへっちゃらな顔をしています。むしろ少し汗ばんでいるぐらい。
私はそんな彼氏を少しだけ心配していました。
彼は「多発性硬化症」という難病指定された病気を抱えていました。
その病気の薬の副作用でうつ病を併発し、いつも会っても遠出はできませんでした。
お家デートがほとんどだったのですが、その日はなぜか駅前集合。
出会って最初に食べたご飯屋さんや、彼の思い出の場所などを見て回り、思い出を懐かしみ始めたんです。
普段の彼は「過去」を振り返るようなタイプではありません。
出会ってからその日まで過去の事を話したことは一度もありませんでした。
そんな彼がご飯を食べる間も、一緒に家に帰ってから寝る前までも、ずっと過去の話をしてくるんです。
この時なんか変だなって思っていたらよかったんですけど…私はそんなことには気づかず。
「過去の話をしてくれるってことは、信頼の証なのかな?」なんて考えて一人で嬉しくなっていました。
突然告げられた本音
過去の話を散々した後に、彼に突然肩をつかまれ、こう言われました。
彼「お前、よくなったな。」
私「そ、そうかな。全部あなたのおかげだよ。ありがとう。」
それまでまともに褒められたことのなかった私は、照れながらもすごく嬉しかったことを今でも思い出します。
出会った当初は彼氏の隣を歩かせてもらえませんでした。
付き合っている間、ひたすら彼氏の理想に近づきたいと努力していたんです。
彼氏のために服装を変え、髪形を変え、体型を変え、化粧を変え、靴を変え、鞄を変え、喋り方を変え…。
「それが今やっと、ちゃんと"女"として見てもらえてる」
そう感じた瞬間でした。
泣きそうになる私を抱きしめた後、彼は続けて言いました。
彼「俺、そんな長くは生きられないみたいだわ。」
私「…え?」
彼「もう一つ病気が見つかったんだ。」
その言葉を聞いたとき、一瞬にして私の気持ちは不安に切り替わりました。
うつ傾向により、未来に対して前向きではないことは分かっていましたが、まさか新たな病気が追い打ちをかけてくるとは思いませんでした。
寂しそうで、でもどこか安心したようにも見える彼を私はただ抱きしめることしかできませんでした。
新しく見つかった病気というのが
「家族性高コレステロール血症」
この病気も難病指定されている病気です。
彼はもう生きることを諦めていたのかもしれません。
でも私は彼との未来をずっと夢みていました。
死期が近い人は一度元気になる
あとから知った話ですが、
彼と同じように、亡くなる前に一時的に体調がよくなるというのはよくある話のようです。
私はそのことを知らなかったので、ただただ元気でいてくれることが嬉しかったんですけどね。
これは自ら命を絶とうとしている人にも見られる傾向で、一時的に急に明るくなったりすることが多いんだとか。
気付いたからと言って何ができるわけではないかもしれませんが、少しだけ、相手にかける言葉や態度も変わったりするのではないでしょうか。
人は、最後の最後、本能的に誰かの記憶に残ろうとするんですかね。
大切な人との時間は永遠ではない
私の場合は遠距離ということもありますが、彼氏との時間をあまり確保できていませんでした。
それを今になって結構後悔しています。
もっともっと一緒にいられる時間は作れたんじゃないかなって。
大切な人との時間は永遠に続くわけじゃありません。
いつか終わりが来ます。
この大切な人というのは、恋人や親、子供等様々な人が当たると思います。
その大切な人に対して「また明日でいいや」とか「また今度でいいや」と先延ばしにしていることはありませんか?
その人と一緒に過ごせる時間はもしかしたらあと1か月、あと1日、もしくはあと数時間かもしれません。
限られた時間の中であなたがその人にできることはなんですか?
自分の中で後悔しないような時間の過ごし方をしてくださいね!