アコギ回顧録 Vоl.13 「南こうせつとかぐや姫」
ギターを道具(弾くもの、使うもの)として捉え、プレイヤーの視点から見た良いギターとはどのようなものか?その答えを追い求めて50年余り。所有したギター本数も3桁に届くぐらい?!
その答えと言えるかどうかわかりませんが、過去~現在を振り返って自分なりの考え方をまとめてみようと思いました。アコギ好きの方、興味のある方にとって、少しでも楽しんでいただけること、お役に立つことができれば幸いです。
「南こうせつとかぐや姫」
高校2年生の秋(1971年です)、「五つの赤い風船」の何度目かのコンサートに行きました。そのとき「初めて京都に来ました。」と言って前座で出てきたのが、「南こうせつとかぐや姫」でした。前座でしたが、自分にとっては衝撃でした。「加茂の流れに」「あの人の手紙」「好きだった人」など名曲と言われている曲がズラリ。めっちゃええやん!それがかぐや姫の最初の印象でした。コンサートの後すぐにレコード屋さんに走りましたが、まだシングルもアルバムも発売されていませんでした。初めてかぐや姫のアルバムが発売されたのは、そのコンサートから半年後のことでした。
余談ですが、
このかぐや姫は第2期のかぐや姫で、メンバーは南こうせつ(ギター)、山田パンダ(ベース)、伊勢正三(ギター)の3人。このかぐや姫の前に、第1期かぐや姫として1970年にデビュー、「酔いどれかぐや姫」「変調田原坂」などのシングルが発売されていました。第1期かぐや姫の曲も深夜放送でよく聴いていましたが、何となくコミックソングを歌っているグループというイメージでした。そんな先入観もありかぐや姫にはそれほど関心がなかったので、初めてのステージは余計に衝撃でした。
ここで話題に上げたついでにYouTubeで検索したら、出てきますねぇ!
「酔いどれかぐや姫」
https://www.youtube.com/watch?v=qyTGOfcwvuU
「変調田原坂」
https://www.youtube.com/watch?v=PKQ5aUxwepM
「第2期かぐや姫のファーストアルバム」
かぐや姫との衝撃の出会いから半年、待ちに待ったアルバム「はじめまして」が発売されました。もちろんすぐにゲットし、安物のレコードプレーヤーで毎日聴いていました。歌詞の他に簡単なコード表がついていたので、すぐにほとんどの歌が歌えるようになりました。
この第2期“南こうせつとかぐや姫”は1971年に結成され、1075年の4月に解散しています。実質4年足らずしか活動していなかったんですね。短い活動期間の割には、その存在感は大きかったです。幸運にも、何度かコンサートにも行けました。
かぐや姫の他には、「サルビアの花」や「学生街の喫茶店」「傘がない」などもよく歌っていました。
かぐや姫の前はジローズ、岡林信康、小椋佳などのアーティストの曲をよく歌っていました。どちらかと言えばラブソング中心の軟弱路線を進んで行くのですが、ギターを始めたころはけっこうプロテストソングも歌っていました。
以前持っていたギター MARTIN D-41 1969年
拙い文章をお読みいただき、誠に有難うございます。皆様の感想、ご意見をお聞かせください。
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