「ちょっと弾いたぐらいで・・・。わかった気にならないでほしい!」「Guildが6本、そのうちD-40が4本」
「終活ギター アコギ庵」「アコギ弾き比べサロン アコギ庵」です。
アコギ一筋54年。アコギの終活をやろうというオッサンが、《何かアコギ好きのためにできることはないか?》というところからスタートしました。アコギ好きのための”Support and Assist”を目標に、何かしらお役にたてることがあればいいなと思っています。
そうそう簡単に弾くことができないと思われるギターも、何本か用意しています。初心者の方用、中級者用のギターもあります。とにかく来て弾いていただいて、そこから何かが始まることを期待しております。アコギ好きの皆様とお話しすることを楽しみに、お待ちしております。
「ちょっと弾いたぐらいで・・・。わかった気にならないでほしい!」
アコギ庵をスタートする前に、相当な数のアコギを個人売買でお譲りしてきました。すべて友人か、友人からの紹介で知り合った方ばかりです。年齢も20代から60代まで、それぞれギターのジャンル、テクニックもバラエティに富んでいます。共通しているのは一度弾いていただいただけで、お譲りしたことはほとんどないということです。基本的には複数回来ていただき自分のギターとも比べていただいた上で、納得してからお譲りするという形をとってきました。中には数か月、あるいはそれ以上の期間持って帰って弾いてもらい、それから購入されるということもありました。(これは非常に親しい友人のみですが。)
そのような経験を重ねているうちに思ったことですが、一度弾いただけでそのギターの音を理解するのはかなり難しいことだということです。
自分のギター、自分の経験でも、思い当たることがたくさんあります。いつでも弾ける状況にありながら、そのギターの本質にたどり着くまでに相当時間を要したことが多々ありました。より多くのギターの音(鳴り)を知ること、比べることで評価が変化します。自分の感覚も変化していきます。時間の経過とともにその変化の度合いが小さくなって行き、最終的に「こんな音なんだな。」というところに落ち着いて行くのだと思います。
ショップでちょっと試奏したとか、友人のギターを弾かせてもらったぐらいでは、なかなかそのギターの音を理解するのは難しいです。中にはできる方もおられるかもしれませんが、自分にはできませんし自信もまったくありません。まわりから「アコギバカ」と言われるぐらいアコギ一筋に生きてきましたので、人よりはたくさんのアコギを弾き比べてきたと自負しております。それでも、知らない(弾いたことがない)ギターはたくさんあります。他人の評価と自分の評価が一致しないことも多いです。アコギ庵に来ていただいてギターを弾き、意見を言い合っても一致しない方もおられると思います。だからこそ余計に、そういった経験を積み重ねることが大事だなと思います。
「Guildが6本、そのうちD-40が4本」
一時はMartin、Gibsonと並んで、御三家ともいわれていたGuild。自分にとって初めてのMartinが1972年製のD-41でしたが、その次に購入したのがGuild(D-55SB、1972年?)でした。他にも、過去には何本か所有しています。自分が使うとして大まかに年代的に見ると、1960年代後半~1970年代の後半ぐらいまでのものかなと思っています。最終的には個体で判断ということになるので、あくまでも目安としてですが。
自分の中のGuildのイメージは、悪いものはありません。上記のD-55SBもかなり良いギターだったと思います。購入したのが1974年でしたが、その頃はGibsonの品質低下がひどいと言われている頃でした。ですので、Martinの次にGibsonを買おうという気にはなりませんでした。(当時はまだヴィンテージギターのことはまったく知りませんでしたので、選択肢は新品のみでした。)買おうとして、かなり長い時間弾き比べたこともありますが、購入には至りませんでした。そんな中で見つけたGuildのD-55SB、かなり良かったです。最初のGuildの印象が良かったせいか、自分の中の評価は低くありません。ただプリウォーマーチンの〝良く鳴っている個体”のような「とんでもない音!」にはまだ出会ったことがありません。歴史の浅さもあるかもしれませんし、絶対的な数がそう多くないことも関係しているかもしれません。数字で点数をつけるとしたら、60~70点ぐらいでしょうか。ただ、最近のヴィンテージギターの高騰ぶりからすると、かなりリーズナブルではないかと思っています。少し前までは(音と価格で考えると)Taylorが一番リーズナブルかなと思っていましたが、高くなってしまいました。そうなるとやっぱりGuildかなと・・・。しかし、Guildのヴィンテージも昨年ぐらいまでは数があったように思いますが、今年になってめっきりタマが少なくなったように感じます。
そんなGuildのヴィンテージと中古が、今現在アコギ庵に6本あります。そのうちD-40が4本(1972,1972,1976,2002)。他にはG-37(1981)とD-55SB(1973)があります。Guildを知っている方はもちろん、知らない方には余計に弾きに来ていただきたいです。結構リーズナブルな価格帯だと思います。(価格は¥143,000~)
次回はそれぞれのコンデション等を詳しく書いていこうと思っています。写真も載せます。が、音は自分で弾いてもらわないとわかりません。昨今のヴィンテージギターの価格高騰もあり、いつまであるかもわかりません。できるだけ早く(弾き比べができるうちに)来ていただければと思っております。
拙い文章をお読みいただき、誠に有難うございます。皆様の感想、ご意見をお聞かせください。 またアコギに関する相談等がございましたら、どんなことでもOKです。遠慮なくお尋ねください。
アコギ庵は「ギターを弾いてもらって、ゆっくりアコギの話をする。」そんな場所です。勝手ながら、完全予約制で運営させていただいております。
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