「ギターは縁。では、どうやってその縁をたぐり寄せるのか?」「この差は!何で??」
「終活ギター アコギ庵」「アコギ弾き比べサロン アコギ庵」です。
アコギ一筋54年。アコギの終活をやろうというオッサンが、《何かアコギ好きのためにできることはないか?》というところからスタートしました。アコギ好きのための”Support and Assist”を目標に、何かしらお役にたてることがあればいいなと思っています。
そうそう簡単に弾くことができないと思われるギターも、何本か用意しています。初心者の方用、中級者用のギターもあります。とにかく来て弾いていただいて、そこから何かが始まることを期待しております。アコギ好きの皆様とお話しすることを楽しみに、お待ちしております。
「ギターは縁。では、どうやってその縁をたぐり寄せるのか?」
「ギターは縁」とは言うものの、探す相手(特定のモデル、マーチンのD-28とかギブソンのJ-45など))によっては無茶苦茶数が多い場合があります。ちなみに今日現在(2024年1月27日)のデータですが
D-28は471本(J-Guitar.com)、517本(デジマート)
J-45は602本(J-Guitar.com)、839本(デジマート) ありました。
これだけの数の中から選ぶということになります。何を基準に選べば良いのか?これは人それぞれで違うと思いますが、大まかには新品か、ユーズドかヴィンテージか?ということと、それぞれの価格になるのではないでしょうか?結局は「いくらまでなら出せるのか?」が一番大きな要素かもしれません。手っ取り早く言えば、予算という言い方でもよいでしょう。これが一つのラインになり得ると思いますし、ある程度ターゲットを絞り込むフィルターにもなりそうです。
めったにありませんが、とんでもないヤツ(予算をオーバーしてしまうけれども、どうしても手に入れたい!と思えるほどの相手)に出会ってしまうこともあります。人間で例えれば、運命の相手と巡り会ってしまったという感じでしょうか。この場合は運命に従った方が良いと思います。自分の経験では、買わなかった(買えなかった)ことを悔やむことの方が間違いなく多かったです。
相手は人間ではないので、財力さえあれば何本でも所有することができるというメリット?もあります。この何本でも所有できるということがクセもので、時々失敗してしまいます。(失敗は相手が人間でも、無いとは言えませんが・・・。)
では、どうすれば〝良縁‘を手繰り寄せることができるのか?
それはもう数を当たるしかありません。可能な限りたくさんの情報を集めること、試奏すること、そのための努力を惜しまないことです。インターネットがなかった頃と比べると、格段に情報を集めやすい時代になっています。その分、要らない情報もたくさん入ってきますが・・・。
同時に自分の腕(感覚)も磨いておかなければなりません。これも重要な要素です。相手を深く観察するためには、自分の見る目を養う(鍛えておく)ことも必要です。結局は〝縁と運とタイミング‘’ということになるんですが、これという相手と出会った時には、決断する勇気も要ります。
また、「良いな。」「欲しいな。」と思ったギターに出会ったとしても、すぐに結論を出してしまうのもあまり良く無いなと思っています。時には踏みとどまる勇気、買わない勇気も必要です。この判断も難しいです。
信用できるショップの、信用できる店員さんと仲良くなっておくのもよいでしょう。アコギに詳しいショップの店員さんなら、基本的にアコギ好きの方が多いと考えて間違いないと思います。そうでなければ、アコギに詳しくなったりしないでしょうし。また、お客様から頼られ信用されるということで、店員さんのモチベーションも上がるのでは?と勝手に思っています。
これが正解、という答えはありません。自分が後悔しないためにはどうするのか?しかないです。
ギターを買う、買わないの話をする時に必ず言うのが「買い換えることが一番損をしますよ。」ということです。もちろん自分の演奏する音楽のジャンルが変わったり、好みが変わったりすることもあります。腕が上がってくれば、よりグレードの高いギターが欲しくなるのも不思議なことではありません。自分が必要であれば(懐が許せば)、買い換えることに何の問題もありません。ただ、「明らかに損をされているな。」と思える人をたくさん見てきましたので、どうすれば防げるのだろうか?ということをずっと考えてきました。これだ!と言える答えを見つけたわけではありませんが、ちょっと立ち止まって考えるキッカケになれば良いなと思っています。
「この差は!何で??」
前々回の記事で「あらためて、Jー45とJー50、この差は何故?!」と言うのを書きましたが、他にも同じモデルなのに価格で「この差は!何で??」と常々思っていることが多々あります。そのうちのいくつかの例を挙げてみました。
まずは1970年代のMartin D-28です。
この2本のD-28、2倍近い価格の差があります。同じ系列のショップの商品なので、コンディションの基準はあまり変わらないという前提で見ています。何が基準なのか?まったくわかりません。コンディションは、価格が安い1974年製の方が上です。
価格の高い方は、税抜きでドル換算すると3,800ドルぐらい(1ドル=148円で計算)なので、アメリカであれば普通にある価格です。そうなると価格の安い方は"破格"の安さではないでしょうか?サウンドに大きな差があったとしても、ほぼ同じ年代の同じモデルです。ここまでの価格差になってしまうのは納得できないです。
もう一つの例は1950年代のGIBSON J-200です。
1番目と2番目は同じショップ。3番目だけ別のショップです。これも2倍もしくはそれ以上の価格差になっています。何が基準なのか?がまったくわかりません。(3番目は委託商品のようなので、ひょっとしたらオーナーが早く処分したいのでこのような価格にしたのかもしれません。) 価格を決めるのはショップなので、何等か(誰か)の基準で決められているのは確かなのでしょう。
"格安"とアナウンスされる個体は、ほとんどの場合が何等かの訳アリです。が、まれに「事情があって、早急に換金したい!」ということもあります。こういう個体に当たった時はラッキーと言えるでしょう。そのあたりはきちんと確認することが大切です。
拙い文章をお読みいただき、誠に有難うございます。皆様の感想、ご意見をお聞かせください。 またアコギに関する相談等がございましたら、どんなことでもOKです。遠慮なくお尋ねください。
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