「たまには木材の話でも、〝The Tree”」
「終活ギター アコギ庵」「アコギ弾き比べサロン アコギ庵」です。
アコギ一筋54年。アコギの終活をやろうというオッサンが、《何かアコギ好きのためにできることはないか?》というところからスタートしました。アコギ好きのための”Support and Assist”を目標に、何かしらお役にたてることがあればいいなと思っています。
そうそう簡単に弾くことができないと思われるギターも、何本か用意しています。初心者の方用、中級者用のギターもあります。とにかく来て弾いていただいて、そこから何かが始まることを期待しております。アコギ好きの皆様とお話しすることを楽しみに、お待ちしております。
「たまには木材の話でも、〝The Tree”」
ちょっと前から、気になっていたギター用材があります。それほど頻繁に見かけることはありませんでしたが、その木目と価格に驚かされていました。たまたま今年のサウンドメッセでその材で製作されたギターを見かけたこともあり、頑張って調べてみました。その材とは?
〝The Tree Mahogony”(一般的にはThe Treeと呼ばれているようです。)
〝The Tree”について海外のサイトで詳しく説明されているところがありましたが、コピーしてたらメチャクチャ長くなりそうだったのでやめました。代わりにCopilot(MicrosoftとOpenAIが協力して提供している生成AIを活用したサービス)に聞いてみました。帰ってきた回答は以下のとおり。
「The Tree」は、ギター製作者の間で伝説的な存在です。この木は、非常に密度の高い、数世紀前のユニークなキルト状のマホガニーを提供しており、その美しさと希少性から、一流のギタービルダーやロックスターのクライアントによって熱望されています。1965年、ベリーズ(当時は英領ホンジュラス)のチキブル雨林で、高さ100フィート以上、基部の直径が10フィートを超える巨大なマホガニーの木が発見されました。この木はおそらく500年以上の樹齢があると推定されています。
"The Tree Mahogany"は、その美しさと密度のためにギター製作家や音楽家に強く求められている特別な木材です。以下にその詳細を記載します。
発見:この木は1965年にベリーズ(中央アメリカのユカタン半島の付け根部分に位置する小国)のチキブルの熱帯雨林で発見されました。
特徴:この木はその見た目が他のどのマホガニーとも異なり、ギター製作家や有名なミュージシャンによって個人的な楽器として使用されるために選ばれてきました。この木から製作されたギターは通常、30,000ドルから40,000ドルで販売されています。
事故:この木が伐採された時、予想外の事故が起こりました。木が倒れるはずだった方向とは逆に倒れ、渓谷の底に落ちてしまい、伐採した業者がその場所から取り出すことができなくなってしまいました。この事故により、この木は10年間渓谷の底で眠ってしまうことになりました。
再発見:1970年代後半、製材所のオーナーであるアラン・モーニーは木材を探しているときに偶然その木を見つけ、その後、ローズウッドやその他の特殊な木材の輸入を専門とするアメリカ人のロバート・ノヴァックにそのことを話します。ノヴァクは木を購入し、苦労して運び出します。
(木にとって、これは 2 つの幸運が 1 つにまとめられたようなものでした。ノヴァックは当時たまたまその地域にいましたが、彼がいなければ、木がベリーズから出る道を見つけることはなかったでしょう。
木は残りの人生を渓谷に横たわって過ごした可能性があり、その信じられないほどの美しさは人間の目には決して見えず、その未開発の可能性はゆっくりと容赦なく進行する腐敗と劣化によって浪費されました。
幸いなことに、木ははるかに魅力的な運命をたどることになりました。)
引用元:stewart macdonald(アメリカのギター製作やリペア用の道具やパーツ、材料を販売している有名な会社)のサイトから。URLは
残念ながら、私はTree Mahoganyが使用されたギターを弾いた経験がありません。ですので、サウンドのことはまったくわかりません。いくつかの説明の中には「最上級のブラジリアンローズウッドと非常によく似た響き」というのがありました。値段が値段ですので、買うことは不可能ですし買いたいとも思いませんが、どんな音がするのかは気になります。ここまで高額になってくると、逆に「音が良くて当たり前」という見方もできます。ただ、いろいろ調べているうちに、「この木にはいろんなロマンがあるよな。」と思ってしまいました。そんなロマンがあるギター、いいですね。
YouTubeでも、The Treeのことを語っているギタービルダーを見つけました。Tom Sandsというイギリスのビルダーです。https://www.youtube.com/watch?v=EIMZcp7EyfQ
彼のホームページでプロフィールを見たら、Somogyiさんに弟子入りし・・・というようなことが書かれていました。(そこで現代のアコースティックギターのゴッドファーザーによって彼の技術は真に磨かれました。という説明もあり。)
いつもと違うアプローチの回になりましたが、たまにはこんな記事も面白いかな?と思って書きました。やはりこの木は特別なものだなと思います。マホガニーの音色は好きですし、今も何本かは所有しています。しかしこの特別なマホガニーは、おそらく既存のマホガニーとは違うサウンドだろうと推測しています。弾いてみたいな~とは思っていますが、そのチャンスは、無いかもしれません。
拙い文章をお読みいただき、誠に有難うございます。(と言いながら、今回は文章少な目でした。写真は多かったですけど)皆様の感想、ご意見をお聞かせください。 またアコギに関する相談等がございましたら、どんなことでもOKです。遠慮なくお尋ねください。
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