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保険適用外1
保健適用とは異なる使い方をする薬が出たときに医師から受けた説明と食い違ったことってありませんか?
今回はその1例を記事にしていきます。
整形領域では目にしたことがある処方かもしれません。
タガメット(成分名:シメチジン)の石灰沈着性腱板炎への効果を期待した処方。(全部が全部ではないかもしれないが)
副甲状腺細胞膜や骨格筋の血管に存在するH2受容体に作用し石灰を溶かす効果があると考えられているようです。またガスター(成分名:ファモチジン)にも同様の効果が期待されるようです。(DIオンライン引用)
整形でこの2剤どちらかが出た場合は要注意です。
他院でPPIや、ほかのH2ブロッカーが出ていた時に、用途が違えど効能は重複してしまうので疑義照会するようにしましょう。
私はこのような展開になった際、疑義照会をした所、元々飲んでいる薬を止めるようにとの指示があったので他院で処方されている薬を止めてもらうように伝えたことがあります。
結果、元々の病院の医師に怒られてしましました。
なぜ?
なんと元々使っていた薬も胃酸過多(他剤による胃の負担)による症状に対する目的ではなかったようです。
知識不足が患者さんの治療を妨げてしまった事例です。
皆さんも気を付けてください。
H2ブロッカーに関しては、保険適用外の使い方もあるが胃薬としての使い方があるので、どちらの効能も生かした使い方なのでしょう。患者さんにも胃の症状を緩和しつつ肩にも効果があると説明しております。
ちなみにDIオンラインにH2ブロッカーの使い分けが記事にされていますのでご参考にどうぞ。
少しでもお役に立てたら幸いです。
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/di/column/tessoku/201110/522208.html(DIオンライン)