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試験勉強
先日、美術検定4級を受験し合格した。1月にサイトを覗いたときに受験料が割引されていたので勢いで申し込みをし、2週間ほど対策をしてからPCで受験した。
4級では、この作品は誰が描いたもの、この作品のタイトルは、といった問題が出題される。問われる画家、作品も有名どころばかり。美術にちょっと明るい人間ならほぼ常識問題といったところだ。
私は、西洋美術については大学で研究したのと趣味で展覧会をだいぶ見に行っているので問題なかったが、日本美術についてはよく見る浮世絵でもどれが誰の作品かわからないほどからっきしだったので、ほぼ1から学習した。初めに日本史のあらましを覚え、後から美術史で当時の人々の暮らしや文化、世相といったものへの認識や理解をクリアにしていくように学習すれば、自然と作品自体も頭に入った。自分は西洋美術の写実性やカラフルさといった分かりやすい美しさが好きだと思っていたが、どうやら作品から読み解ける歴史や流行あるいは作者、注文者自身の思想が好きで、西洋史でも日本史でもどちらでも楽しめることに気がついた。
なんとなくで受験したが、自分の美術の好き嫌いが認識できたのはよかった。強制力のない勉強、楽しい。新たな長期的な目標もできた。共通テストの日本史、世界史をいつ受けても90点台が取れる人間になりたい。
検定合格特典として、いくつかの美術館の入場料が安くなる証書がもらえたので時間があるときにヤマザキマザック美術館に行こうと思う。