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一度も手放す事が無かった偉大なミュージックガイドブック

サブスクで音楽を聴くようになってからCDを買う機会はめっきり減ったがまだ1000枚以上は所有している(以前は3000枚位あった)
音楽を聴き始めた10代の頃に買ったCDはほぼ手元に残っていない。あったとしても一度は売って再び買い直した物が多い。

その中で17歳で購入してから一度も手放す事が無かったCDが2枚ある。その内の1枚がTRICERATOPSのTHE GREAT SKELETON’S MUSIC GUIDE BOOKである。

自分が初めて買ったトライセラのCDがこの2ndアルバム。当時の記憶では限られた小遣いの中からこのアルバムともう1枚のアルバムを買った覚えがある。因みに他のアーティストのCDとどっちを買うか悩んだ末、このアルバムを買った。悩んでいたのは小松未歩2nd〜未来〜 もし小松未歩のアルバムを買っていたら自分の音楽生活は大きく変わってしまったかも知れない。

スリーピースバンドの個性、ギターリフを軸にした繰り返しの美学、3声のコーラスワーク、ロックミュージックの魅力は全てトライセラに教えてもらった。当時から日本ではコードストロークの音楽ばかりでリフメインの音楽が全然いないと彼等は嘆いていたが、今なら分かるが演ろうと思っていても技術的な問題で上手く表現が出来なくてコードストロークの音楽になっていたのだと思う。トライセラは若くして演奏技術が突出したいたのでリフメインのロックを難なく量産していた(勿論並々ならぬ練習や努力あってのものだが)

この2ndアルバムは今でもライブでの定番曲FEVERを始めゴリゴリのギターリフの曲ばかりだがその中でGUATEMALAやGOTHIC RINGの様なミドルテンポ、スローな曲も印象的だ。特にGUATEMALAは全編を通して同じリフで構成されていて凄い。そしてこの曲をシングルで出したことも凄い。

このアルバムの発売25周年を記念してアルバム再現ツアーが始まる。自分が初めてトライセラのライブを観たのが2001年なのでアルバム全曲をライブで聴いたことはまだ無い。やっと生で全曲を体感出来るまたとない機会が来た。

どれだけの年月が経過しても17歳の時と変わらず偉大なミュージックガイドブックに今でも魅了されている。



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