創業の経緯と、1期目を終えて
株式会社西牧アンドカンパニー、代表取締役の西牧です。
創業/営業開始より既に1年が経過し、やりたい(やりたかった)ことに対し、できる(できた)こと/できないことの整理されてきたこと、またこれまで経験した物事がふと帰納法的に繋がる瞬間が多くなってきたことから、今この感覚をスナップショット的に書き留めておきたいというモチベーションが日に日に高まっているため、今後不定期ながらnoteを活用していきます。
会社からのメッセージというよりかは、西牧個人が日々の経営・業務を通じて感じたことや、ふと体系的に整理できそうだと閃いたことなどを綴っていくつもりです。
初回はまず原点回帰の意味を込めて(今更感があるものの)創業の経緯と、1期目を終えての簡単な総括を題材とします。
創業の経緯
前提としてコンサルティングの仕事が好きで、サラリーマンコンサルタント時代から非常に強いやりがいを感じていた。
一方、自分でリスクを取って事業を回さないことには、机上のコンサルティングの域を出ないと感じることが多くなったことが創業の経緯の1つ目である。
加えて、”コンサルタントとは”を自問自答した時に、自社の売上や利益よりも顧客の課題解決が先にあるべきだという、(綺麗事のように聞こえるかもしれないが)プロフェッショナルとしての矜持があった。
ところがサラリーマンコンサルタントとして出世していくほど、その天秤のバランスを自分の理想通りにコントロール出来なくなる経験が増えたことが創業の経緯の2つ目。
3つ目は、自分自身もコンサルタントとしてまだまだ成長したい(成長の必要がある)と感じたこと。
これは2つ目と背景はほぼ同じであるが、自身の役割としてマネジメントの比重が高まる中で、顧客の課題解決のために思考を凝らすことやコンサルタントとしてのピュアな知的好奇心を満たすことよりも、自社の利益をやや優先して「この状況をどう凌ぐか、どう回すか」というような判断ややり繰りに重きを置かなければいけないことが増えていた。
大きくは上記3つの理由で、諸々タイミングも見計らったうえで西牧アンドカンパニーを創業することとなった。
(他にもちょこちょこあるが・・・また別の機会に)
事業内容としては、コンサルティングの仕事を継続しながらも、全く別の事業もシリアルに立ち上げたいという良いとこ取りのスキームを志向した結果、初期はコンサルティング事業に注力しながら、タイミングを見計らって会社の利益を別の事業に配分していくという今の形になった。
「スタートアップか、凄いね!」などとたまに言われるが、スタートアップなのか?と言われると個人的にやや違和感がある。(好きとか嫌いとかではなく、なんとなく”スタートアップ”ではないなという感覚)
一方で我々のような企業を総称しなんと呼ぶのか・・・を模索したところ、「ソリッドベンチャー」という素敵な言葉を発見。
まさに。ということで少なくとも私は西牧アンドカンパニーを「ソリッドベンチャー」的な企業であると認識している。
また、他人のお金(デットではなくエクイティという意味)ではなく、極力自己資金で経営したいという強い意思もあった。
というのも、他人のお金で会社を経営する以上、出資者に対しての貢献やシナジーがほぼ必ず求められることとなるが、私は自分自身の興味関心やライフワーク主導で、好きなこと好きなようにをやりたいというモチベーションが強かった。
よって、今のところ株式上場等も全く考えていない。
1期目を終えて
当社の事業年度は7月~6月のため、2024年6月を以て1期目が終了。
明確に売上や利益の達成目標を定義していたわけではないが、今のところありがたいことに経営はとても順調にいっている。
持論では、我々は完全なプライベートカンパニーなので、売上目標や成長率を掲げそれを達成する義務は無いと考えている。
では何を以て順調にいっているのかと言うと、創業当初に経営者として自分の心に掲げた以下3つのポリシーをしっかりと体現できていることから、私の中では「順調」と捉えている。
それぞれ簡単に振り返りたい。
まず①について。
私が考える「ベストなサービスを提供」出来ている状態とは、創業当初に掲げた以下5つのバリューを体現できていることに収斂される。
バリューの意味やそこに込めた思いは別の機会に触れたいと思うが、(多少のデコボコはあれど)会社として5つのバリューをそれぞれ行動様式に落とし込み、顧客への提供価値を創造できたと自負している。
一方で、限られたリソースの中でやや負荷が高くなってしまう時期もあった。提供できるサービスのリソース的な限界値が見えたという点でも学びのある1期目だった。
②については、創業当初にかなり綿密にシミュレーションしたのだが、以下リクルートページにも記載しているよう、相対的に競争力があるサラリーで従業員に還元し、会社としてもしっかり利益を出すことが出来た。
③は具体的に、以下のように新規事業の立ち上げを行うことが出来た。
2期目はコンサルティング事業のバリューを突き詰めつつ、上記の新規事業も軌道に乗せていきたい。(まだスタートラインに立ったばかりなので、コッカラッス)
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