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旅すること
毎週土曜日の夜のライブ配信「ホニャララ会議」の、多彩なゲストと井出武尊さんと星読みのyujiさんのトークがとても面白くて、楽しみにしている。
私的にコロナの自粛期間があって良かったことのひとつに、インターネットで色々なコンテンツやプラットフォームを知り、世界が広がったことがある。
リアルでなければいけない、というタガが外れて、新しくアプリをダウンロードしたり、YouTube’s やインスタライブを楽しんだりしていくうちに、今は情報が細分化され、自分に合ったものを易々と見つけることが可能な世界になったんだ!と今更ながら気づき、驚いている。
さて、7/11のホニャララ会議のゲストは、連続起業家の成瀬勇輝さんだった。
成瀬さんが、バンを生活できるように改造して、それで日本全国を移動しながら仕事をしている経緯や旅の経験は非常に興味深く、ノマド的な感覚は共感することが沢山あった。
わたしはずいぶん前に、旅行会社で働いたことがある。
その時は、時代的に贅沢が当たり前だったのと、”前のめり”の風潮で、旅を商品化しブランド化しているのに馴染めなかった。
1泊一人5万円は当たり前、みたいな時代。
旅を知識と捉え、旅館やホテルの料金とレベル、その土地の豆知識、スタンプラリーのように行った場所の数で競っているような人が周りに多かった。
これが、本当の旅なのかな、、といつも疑問に思っていたことを思い出す。
そもそも、金魚鉢の中から外の世界を覗いている気がする団体旅行が苦手で、外に飛び出して街や風景の中に溶け込みたい、と思ったりしていた。
それでわたしの場合、海外も国内も、わりと一人旅が好きで、予定を立てずに行動していると自分の勘が冴えてくるのが面白い。
偶然に身を任せていると、面白い出会いが沢山あるのだ。また、昔読んだ本の記憶が蘇ってきて、縁のある場所に導かれたりもする。
ガイドブック的なものは、あまり当てにしない。ガイドブックの情報は、万人受けするもので、わたしはわたしだけの体験がしたいから。
単なる街歩きだって冒険だ。
ただ、男性に生まれていたら、もっと大胆だっただろうな、と思うことはある。女性は体の構造が違うから、男性より拠り所が必要な気がするし、リスクの高すぎることはできないなぁ、と思う。
成瀬さんがおっしゃっていた印象的な言葉に、In tripというコンセプトがある。
座禅の世界から、身の回りのちいさな気づきまで、
旅は、移動することだけではない。
いろいろなところへ旅をしても、自分というものはなかなか変わらないし、キラキラした自分は見つからないもの。
一時期流行った「自分探しの旅」で本当の自分が見つかった人はいるのだろうか?
メーテルリンクの「青い鳥」のように、意外に自分の一番近いところで答えは見つかるのかもしれない。
人生は旅みたいなもの。
外への旅の凝縮した体験と自分の内側への旅が日常に反映され、気が付いたらここにたどり着いていた、というようになっていたらいいなと思う。
羅針盤は自分自身。
ネイタルチャートで、私が太陽星座を含め3つ魚座を持っているから、そんな風に思うのかもしれない。
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