まなざしと輝き
吉本ばななさんのエッセイに似たようなことが書いてあったと思うのですが、身の回りのモノは、持ち主のまなざしが呼応しているような気がします。
ただ掃除や手入れをしているのと、愛情を注がれているのでは、違うように見えるのです。
例えばですが、スマホやTVの優先順位が一番で、閲覧の合間に掃除すると雑な感じが残ると言うか。
掃除だけじゃなくても、スキンケアやボディケアなどもスマホを見ながらだと雑になり、その余韻が残ってしまったり。
時々美術館にお茶道具を見にいくのですが、大切にされたオーラが残っているし、アンティークや骨董の世界でも大切に使われてきたものは経年劣化じゃなくて、キレイに歳を重ねている輝きを感じます。
それは人間も一緒かもしれません。
ペットや植物も、愛情かけていると毛並みや佇まいが整ってくるような気もします。
でも、手間をかけ過ぎると枯れちゃったりするので、難しいところではありますが。
目の前の作業のみに集中すること。
それが豊かな時間となって自分や身の回りのモノに転写されていく。
時間の魔法は不思議な力を持っています。
周りのモノを美しくする手になりたいものです。
P..S. 写真は奈良のレストラン アコルドゥのwaiting room
地場の食材を使った五感に響くお料理の数々は、短歌や四季の移ろいを表していました。
ホスピタリティも素晴らしく、ゆったりとした時間を味わえます。
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