宮古島へ
「熱帯地方の海なんだけど海水は冷たくて、砂浜と言うよりサンゴがいっぱいいるー」
昨年9月に未来が見える方に見てもららった時に、言われた言葉。
彼女には、一月の宮古島にいる私が見えたのかもしれません。
私が宮古島に行くのを決めたのは、南の島へどうしても行きたかったからではなく、、、
行き先はどこでもよく、航空会社のセールを利用して安くチケットを購入してどこかへ行こうというもくろみからでした。
そして沖縄は本島しか訪れたことはないので、宮古島行きのチケットを気軽に予約したのです。
ホテルは空港から近くて送迎もしてくれる、宮古島東急ホテルアンドリゾーツを予約しました。
昨年の秋から私はバタバタしていて、宮古島については何も調べておらず、何も決めていませんでした。
前日にやっと島の気候などをネットで調べたくらい。
のんびり過ごせて、ホテルでスパが受けられればいいなー、くらいの気持ちでした。
しかし、、、
飛行機が島に着陸する寸前に眼下に見えてきた島と海を見て、あまりの美しさにビックリして涙が出そうになりました。
宮古空港に降りると、気温は20度前後。
暖かい気候に体がゆるみます。
空港からは、送迎の車でおよそ10分ほどでホテルに到着。
ハイビスカスの花が迎えてくれます。
海の見えるお部屋にチェックインした後、早速ホテルの前の与那覇前浜ビーチへ。
マリンブルーの海
サンゴでできた真っ白の浜辺
暖かい風
ご機嫌で囀る鳥たち
マゼンダ色のお花たち
本当に、ここは天国か!!と思いました。
吉本ばななさんの小説やエッセイに時々沖縄のことが出てくるのですが、ばななさんが沖縄に魅せられるお気持ちが、初めて分かった気がします。
「ありがとう」と言いたくなる気持ちも。
滞在中は、ビーチでのんびりしたり、ホテルの部屋で昼寝をしたり、散歩したり、夜空の星を眺めたり、、、
時間に追われずゆったり過ごしました。
たった2泊でホテルの敷地から一歩も出ない短い滞在でしたが、宮古島の光は透明でしかも強くて、私の中に溜まっていた、色々なこだわりを溶かしてくれた気がします。
「ちょうど良い」という感覚は、なかなか日常では味わえないものですが、宮古島で私はいつも満たされてニコニコしていました。
魚座みが強い私には、合っている土地なのかも。
ところで、アン• モロウ•リンドバーグの「海からの贈り物」は、彼女が海辺の家(小屋?)に滞在し、先進的な生活を質素な生活の中で見直す美しいエッセイです。
私が最も共感するのが、
「恩寵と共に生きる」ということ
恩寵とは、神や見えないもの、あるいは直感と言ってもいいかもしれません。
都会で生活していると、さまざまな雑音や雑事にまみれ、恩寵が見えなく(聞こえなく?)なってしまう、、、
沖縄に行くとまっさらになり、再び恩寵に繋がりやすくなるような気がします。
そんなシンプリティを叶えてくれる特別な場所が、沖縄なのかもしれないですね。