旅の旨み 〜全ては下呂になる〜
夏だ!海だ!今夜が山田!でお馴染みの僕、かずやです。
お久しぶりです。皆さん元気でしたか?僕は転職サイトに登録したのが会社にバレましたがギリギリ元気でやってます。
noteを書く余裕がない、というより何も楽しいことがない、といったほうが正しい日々を送っていましたがやっと夏休みになったので命を燃やして楽しんできました。
今回は夏withコロナということで、下呂温泉旅行へ行くことになりました。自然な流れですね。非常にグレートな旅になったのでみんなもぜひ行ってみてください。
それではどうぞ。
episode 1
〜甘くない浜松への帰還〜
8月某日、東京で猛威を振るっていた僕はとうとう浜松へ帰還することになりました。
今回の旅程は1泊浜松、1泊下呂温泉です。
帰りたくなさすぎる僕は、泣きながら重い足を引きずり回して浜松への鈍行列車へ乗り込みます。
ちなみに今回の同行者は高校の後輩である、ヲカ君(仮名)です。先輩を先輩とも思わない男との旅行に不安を隠せません。
さて、我が心の故郷「八王子」から青春18切符で出発です!!!!!!!!!!!!!!!
俺たちはまだちっぽけでこの手のひらの中には、この手のひらの中には何もないけど、、、
快調に飛ばす横浜線、これにはリニアモーターも真っ青です。
これは物干し竿です。
さあ横浜駅で乗り換え、東海道線で熱海へ向かいます。秘宝館に間違えて寄らないように注意していると思いもやらぬ大事件が起こります。
18切符落としちゃった❤️
可愛く言えば許されるかと思いきや許してくれませんでした。駅員さんに涙ながらに訴えましたが普通に金払わされて熱海駅で降りることに。僕の12000円が無くなりました。
自分が悪いのにムカついた僕は新幹線で浜松へ行くことにしました。結局この世のものは金で買えます。浜松帰るのに2万円くらいかかりました。
普通に傷ついた僕は浜松の家へスマートに帰ります。
所がどっこいしょ
ここでまた大事件が起こります。事件は常に現場で起きているのです。
なんと!!!
東京に鍵忘れちゃった❤️
僕のアスペが発動してしまったようです。これには流石のヲカ君も動揺を隠せません。普通に罵られました。
しかしここはかずやの冷静な対応で乗り切ろうとします。
皆さんも鍵をなくしてしまった時はこのような対処をしてみましょう。
まずは管理会社へ連絡です。
見事にお盆休みでした。
次にアパマンショップへ連絡をします。
ちゃんとお盆休みです。
心配ご無用。こういった時には緊急対応ダイアルがあります。ここなら必ず繋がります。
鍵開け出張代5500円(税込)です。
普通に高いので検討しますと言って電話を切ります。
仕方がないのでベランダを伝って窓から入ることにしましょう。隣人の部屋のインターホンを鳴らします。
返事がない。ただのしかばねのようだ。
もう八方塞がりもいい所です。これにはかずやも🤷♂️です。
しかしここで救世主が現れます。
気の狂った友人たちが東京からレンタカーで鍵を運んでくれるそうです。
軽く引きました。
素晴らしい友人を持ったなあ、と思いつつも到着まで5時間くらい待つことになりました。
皆さんも鍵を忘れた時は友人を頼ってみてください。
鍵到着までの間、浜松を堪能しようと思いましたがほとんどサイゼリヤで過ごしました。高校生の気分です。
時刻は午後9時を回った頃にようやく鍵が到着しました。速達です。
輸送費としてさわやかを奢らされました。5人分6666円、悪魔の数字です。ゾルタクスゼイアン。鍵開け出張代の方が安かったじゃねえか。
そして夜は我が家でおっきい夢を語り合います。遊び大全なんてやってません。こうして僕の後輩と友人は初対面を果たしましたとさ。
ちなみに友人達のさらにすごい所は、翌朝5時に東京へ帰った所です。さすがにふみかすぎます。マジで変態としか思えません。また来てね。
こうして波乱の下呂温泉旅行は幕を開けたのである。
episode 2
〜下呂り下呂られ、ばかあちぃ〜
翌朝、友人達を送り出しレンタカーを借りに行きます。小脇に初心者マークを携えて。
静岡県民限定割引を駆使し、7000円に抑えます。流石は静岡に愛された漢、かずやです。ベンツかと思いきや軽自動車でした。無念。
颯爽と助手席に乗り込み、デカい態度でBluetoothに接続します。これが先輩のあるべき姿です。縦社会ニッポン万歳!
とは言え流石の僕も鬼ではありません。途中で疲れたら代わるよ、と伝えておきます。
さて、そんなこんなで片道約4時間のドライブが始まりました。
ヲカ君が久しぶりの運転で怯える中、気持ちよくなつ歌を熱唱していると普通にナビを見るのを忘れて道を間違えました。なんやかんやで1時間くらい無駄に運転していた気がします。ヲカが。
ちなみに今回のBGMは神聖かまってちゃんの「33才の夏休み」です。
道中は特に面白いことも無かったので割愛します。強いて言うならSAでうんこに乗った子供の像が建っていたことくらいです。
ちなみに僕は1秒も運転しませんでした。
幾多の困難を乗り越えて高速を降りると、そこには青々とした草木の生い茂る夏が待っていました。
ふつくしい、、、、、
そして来たぜ!伝説の地、下呂!!!!
暑すぎて死にそうになりながらなんとか記念撮影しました。2人では一枚も撮っていません。残念だったね。ゲロゲロだからカエルがマスコットキャラクターみたいですね。ふざけやがって。
とりあえず流石に疲れたので旅館でチェックインします。さぞかし味のある旅館が待っていることでしょう。
だいぶ新しかったです。なんなら新築くらいの勢いでした。寝るだけなので許しましょう。
しかしここで小事件が起きます。事件起こりすぎて気分はさながら江戸川コナンです。
チェックインの体温チェックでヲカ君が37℃後半という素晴らしいスコアを叩き出してしまいました。
これにはかずや君も1人で泊まる気満々になってしまいました。運転ありがとう。車中泊で我慢してね。
というのはちょっとかわいそうなので少し時間を置いて測り直してもらうとギリギリ引っかからない程度まで下がりました。これで本当にコロナだったらバカうけ侍です。笑えねえよ不謹慎だろ。
ということで無事チェックインできたので女将さんに下呂のおすすめスポットを紹介してもらうことに。
端的に言うとめちゃくちゃネガティブキャンペーンをされました。
人気のあるスイーツは大して上手くない、ここの温泉は泉質はいいけど臭い、この飯屋はやってるかどうか分からん。とのことです。
ここで一般ピーポーは訝しむところですが、かずやは一味違います。
「これは試されている、、、裏をかけということだな、、、!!!」
名推理がピカります。流石は名探偵コカン。裏をかいてネガキャンされたところ全て行くことに。
小腹の空いた我々は上手くなさそうなスイーツランキング7位の温玉パフェを食べに。
???「見てください!この艶々としたボディ!!」
なんの捻りもなくパフェに温玉が乗っています。シンプルこそ正義と言わんばかりのこの太々しさには感服です。
確かに旨そうには見えませんが実食です。どうやらかき混ぜて食べるようです。まずまずの見た目の汚さですが大切なのは味です。
???????
意外とうまいぞッッッ???
それもそのはず、よくよく考えたら卵と牛乳を混ぜたらカスタードクリームでした。こいつぁ一本取られたぜ。
いい感じにお腹に物がたまったので夜用の地酒を購入することに。温泉旅行といえばやっぱり地酒は欠かせません。
柏谷酒店さんにお邪魔しました。なんと100円で日本酒の試飲とお猪口が貰えました。喉越し爽やかな美味い地酒を購入します。夜が楽しみです。
ちなみにレジ袋有料だったので手に持って店を出ようとしたら袋をくれました。優しい世界です。試飲の時に喉越し爽やか過ぎて水かと思った、とか言ってすいませんでした。
ひとまず宿に荷物を置いて待望の温泉へ。臭いという噂を確かめに行きます。
いや!地元の銭湯じゃねえか!
入湯料400円という観光地らしからぬ料金を番頭のばあちゃんに払い、いざ男湯へ。
いや!地元の銭湯じゃねえか!
大切なことなので2回言いました。
なんということでしょう。温度調節の出来ないシャワー、備え付けのないシャンプーたち、浴槽は3個という素晴らしい銭湯に来てしまいました。地元のお爺さん達が楽しそうにしています。
しかし、泉質は見事です。流石は日本三名泉。至福のひと時を過ごさせてもらいました。臭いも特に気になりませんでした。ヲカ君も日頃の辛さを洗い流すことができたようです。
背中に入れ墨がばっこりと入ったお爺さんたちと入れ違いながら気分そのままに晩御飯へ向かいます。やっぱり食べるのは飛騨牛です。
開いてるか分からんかったお店は無事に開いていました。これは飛騨牛の牛まぶし丼です。
2000円、、、たけぇ、、、
しかし味は確かです。やっぱりバカンスに来たら美味いものは必須ですね。最後は茶漬けにして締めます。QOLが爆上がりしました。
皆さんも下呂に来たらぜひ飛騨牛を食べてみてください。接客は普通に良くありませんでした。Googleマップの評価は4にしておきます。
女将さんの裏をかいたことで下呂を満喫することができました。いや、裏をかいたつもりが実は女将さんの掌の上で踊らされていただけに過ぎないのかもしれません。
あとは温泉街ぷらぷらしましたがそんなに大きくないのですぐに見終わります。とてものんびりとした街です。一番栄えていたのはローソンでした。酒のつまみが無さすぎ。てか暑過ぎ。
そういえば下呂には橋の下に水着で入れる無料よ温泉もあります。写真のちっこい池みたいなやつです。てか池です。全然入ってる人いませんでしたが興味ある人は行ってみてください。僕は嫌です。
さあ宿に戻って激アツ酒盛りをします。
下呂に来たらこの天領がおすすめです。てかこれしか飲んでません。青い瓶の方が本当に飲みやすいです。
男同士の熱い本音トークが繰り広げられましたが適度に酔ったので11時前に就寝しました。人それぞれ抱える物があるみたいですね。
早く仕事辞めたいです。
そんなこんなで下呂の夜は更けていきました。明日もきっといい日になる。
episode 3
〜ニッポニアニッポンアウトレット〜
朝、目覚め、二度寝、目覚め、スマホ、というゴールデンサイクルをこなしてようやく起床しました。時刻は8時半です。
下呂温泉の近くにどうやら朝市があるらしいのでせっかくなので観に行くことに。さぞかし賑わっていることでしょう。
なんということでしょう。
写真撮る価値もないほどにこじんまりとしていました。朝市と言うより土産屋が並んでいるだけです。歩いていると何を喋っているのか分からないおじさんに呼び止められ、リンゴジュースを試飲させられました。特に感想はないです。
朝市の近くにどうやら合掌造りが見られる施設があるということなので寄ってみることに、白河の合掌造りが有名な県でもあるのでさそがし大そうなものがあることでしょう!
しょべぇ、、、
全部で10棟くらいしかありませんでした。入場料800円を出す価値はないと判断し、入り口で撮影だけしました。そういえば女将さんも大したことないって言ってました。これに関しては間違いなかったです。
少し残念な一面を見てしまったので朝ご飯を食べてリセットすることにします。
近くにあった喫茶店でモーニングを食べます。
地元のじじいの社交場になっていました。非常にアウェーな環境ですが本棚にセクシーコマンドー外伝すごいよマサルさんがあったので難を逃れました。
どうやら飲み物を頼むと軽食がついてくるようです。名古屋かどっかでもこんなのがありますよね。以前ヒッチハイクした時に名古屋で食べました。
こんな感じ。ヲカ君はアイスコーヒーを頼みました。氷がコーヒーでした。
さて軽く腹も膨れたところで温泉旅行の醍醐味、朝風呂へと洒落込みます。今度はもっと綺麗なところへ行きましょう。
来ました、クアガーデンです。
なんとホテルの駐車場からここまで僕が運転してきました。流石先輩です。走行距離推定1km。乗車時間5分でした。免許取得後初運転。快挙。粉砕。玉砕。大喝采。
手に汗握るカーレースを終えたのでばちこりと入浴していきます。相変わらず番頭はおばあちゃんです。
この温泉の特徴はなんといっても露天風呂しかないこところです。冬場は体洗ってる途中で凍るんじゃないかと思うくらい外です。夏でよかった。そしてまあまあ外から丸見えなところも素晴らしい。裸族の血が騒ぎます。嘘です。
朝らしく爽やかな会話をヲカ君と楽しみます。内容は覚えてません。そんなもんです。
1時間程度入浴してささっと出発します。またもや背中に入れ墨がばっこりと入ってるおじさんと入れ違いました。下呂はそんな町です。下呂でやることも無くなったので寄り道しながら浜松へ帰ります。帰りたくないです。嫌だ、やめてくれ、辞めさせてくれ、頼む、、、。
帰路にちょうどよくアウトレットがあるので時計を買いによることにしました。その名も土岐プレミアムアウトレット。アウトレット大好き芸人の腕の見せ所です。
帰りの運転も全部ヲカ君です。
着きました。こんなにダサいオブジェクトが未だかつてあったでしょうか。流石は岐阜県です。
せっかく飛騨高山に来たと言うことで高山ラーメンを食べます。
麺がうまい醤油ラーメンって感じです。やっぱラーメンはニンニクがないと物たりませんね。
腹も膨れたところでアウトレットをぷらぷらします。僕の時計を買いにきたはずがなぜかヲカ君が1万円のサングラスを買いやがりました。機能性重視のスマートなグラサンです。僕がサングラスをかけるとご飯ですよになるので死んでもかけません。
Gショックやセイコーなどの時計屋さんを回った結果、Apple Watchでいいという結論が出たのでアウトレットでの購入品はadidasの割引かれまくったTシャツのみとなりました。買い物なんてそんなもんですね。
満足した2人は浜松へ帰ります。さようなら下呂、さようなら岐阜県、もう二度と来ないかもしれないけど良い所でした。
浜松に着いた我々はレンタカーを予定の2時間前に返却し、浜松餃子を食べに行きます。みんな大好き五味八珍です。ヲカ君はその前に飲んだドンキの得体の知れない飲み物のせいでお腹を壊していました。笑っちゃいますね。
そんなこんなで我々の下呂温泉旅行は幕を閉じていきました。非常に満足度の高い旅行になったのではないでしょうか。そして今回で草津、有馬、下呂という日本三名泉を23歳にしてクリアすることができました。次はどの温泉へ行こうかワクワクしちゃいますね。オススメの温泉があったら紹介してください。
いかがでしたでしょうか。男2人で温泉旅行っていうのも乙なものです。皆さんも温泉旅行行ってみてください。かずやでした。
PS:東京にスイッチの充電器も忘れてました。アスペとして生きていきます。