アウトプット考
プロットでガチガチに何やら書いても、小説本編の文字列ではない以上、『書くべき予定の羅列と、準じるメモ』でしかなく。
例えば脳内にある情景を文字にしたいと願う場合、文字にした瞬間に、それを読み認識した脳が違う情景を描くことがある。
書きながらどんどん物語が厚みを増していく、「ああこの言葉にはこんな言葉を返したい」「この展開はあの展開と対比したら面白い」とまあ、即興天丼なんかが行われる。
この『書き出す前の脳内状況』に対して『実際に出力する術』が反応し『文字列や文章という技』が出るという、いつもの話である。
ゆえに、無念無想の文章の積み重ねが完結という術の目的に向かって技が繰り出されていく様は、正しく繰り返すことと完結を重ね反省することでしか上達しえない。
上達というより、そのスキームこそ自分の流派であるのでできなければおぼつくまい。
ということで、一本。
プロットとか書きよう考で考えていた作品を完成させてみた。
『まぼろし藤四郎』
カクヨムという小説掲載WEBプラットフォームであります。
こちらで会員登録しなくても読めます。
200KB(10万文字)ほぼぴったりの完結作品です。
こちら、お楽しみください。
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ちなみにこちらの『まぼろし藤四郎』、企画と初期プロットに合わせて、完成版全プロットPDFを公開予定です。プロットテンプレートのエクセルデータも公開予定です。が、有料記事内で予定してますが、欲しい人います?