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2025年 2月 みたもの

 胃腸炎でぶっ倒れてました(誇張表現)
 というのもあったり無かったりで、びっくりしたんですけど今月ぜーんぜん見れてないでやんの。困りましたね、孤独のグルメもう上映終わっちゃう……。
 


LoveLive! Series Asia Tour 2024 (横浜公演)


 結構ギリギリまで行くつもりなかったんですよこれ。Liellaと蓮をほとんど追っかけてないこともあったりする身の上なので。

 友人が行くってこともあり、ラストの一般で滑り込み購入。1日目だけですが。
 レベル7ガチ最後列ではあったものの、Kアリーナさんはその音響パワーで場所あまり関係なく楽しめるのはありがたい。なんなら最近歳喰った影響かあんまり大騒ぎするってマインドにもならないのでむしろ丁度良し。蓮のファン層のエネルギッシュな感じはおじさんには眩しすぎる。

 ていうのは置いといて。当然と言えば当然というべきか、参加したらそりゃあもう楽しかったですよ。

 どうしてもやっぱりAqoursの話になってしまう。
 今回のステージでは参加メンバーは3人だけだったにもかかわらずそのパワフルさ、迸るAqours「らしさ」、全力でAqoursを遂行して爪痕を残していくあの在り方。
 本当にカッコよかった。ファイナルライブが告知された今だけど、今だからこそ、Aqoursはこれまで通り常に前進していくんだとひしひしとそう感じることが出来るステージでした……。

 勿論、μ’sのどっしりと構えた郷愁すら沸き立つような立ち姿や色褪せないニジガクの個性あふれる輝き。Liellaのバキバキに仕上げて人を殺しに来ているかのような迫力のあるダンスパフォーマンスに、蓮ノ空の時流にも乗った勢いで会場を埋め尽くさんとする世界観。

 どれを取っても、これまでのラブライブの歴史を感じるような贅沢なライブ。
 どうしてもあまり全てを追いかけるのは難しい身分ではありますが、シリーズ合同のライブは今後も定例にしてほしいですね~。


キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド

 言わずと知れたマーベルユニバースの最新作。しかも虎の子の「キャプテン・アメリカ」の最新作です。
 直接の前作となる「ファルコン&ウィンターソルジャー」からも相当の期間が空いてしまい、世間的にもMCUシリーズへの関心が薄くなってしまっているのが現状だと思います。
 かくいう私も、劇場シリーズは全て見ていますがドラマを全く追えておらず……。バキ翼は大好きな作品なのですが。

 そんな中で新たなキャプテン・アメリカの名を冠する作品がここにロールアウト。予告もめっちゃ面白そうで楽しみにしてました。


 おもしろいですね~~^^

 そもそも、初代キャプテンアメリカの時代から ファルコン/サム・ウィルソン というキャラクターがもう大好きなんですよね。堅物マジメなキャップの陽気な相棒として、そして友人として、最後まで彼の隣に立って戦い続けたサムはとても魅力的で。
 だからこそドラマ版の「ファルコン&ウィンターソルジャー」にてサムがキャプテン・アメリカを受け継ぐそのスタートラインに立つ姿がじっくりと描かれたことがその先をとても期待させるものだったと思っています。 まぁ正直相当待ちましたね。

 そして今回、「スティーブのキャプテン・アメリカ」と「サムのキャプテン・アメリカ」のふたつのヒーロー像を改めてサム本人が自覚する様を描くことで、遂に今作は「キャプテン・アメリカ」として走り出すことが出来たんです。
 
 「スティーブは“希望”だが、サムは“憧れ”になれる」

 ここのセリフが本当にこの作品の全てを表していると言っても過言ではないというか、このセリフを表すための映画だったというか……。
 
 2代目ファルコンのホアキンというキャラクターも本当に好きで。彼がファルコンとして活躍するに至るには、スティーブではなくてサムの存在こそが肝要であったこと。
 スティーブにサムが必要だったように、サムにはホアキンが必要で。そんなサイドキックを得ることが出来たこれまでのサムの生き方は、即ち「キャプテン・アメリカ」の高潔な生き様なのだと感じます。

 とにかく早く次が見たいんですけど、マーベル陣営諸兄におきましては、どうにか少なくともこのフェーズまでは頑張ってまとめて頂きたく……打ち切りは勘弁ですよマジで……。 いやカーンの件とか本当に100%不憫なことも多いんですけど……。

 みんな見てないからアレですけど最近のMCUマジで面白いですからね、マーベルズとか大好きなんだ私は。売れてくれたのむ。

ファーストキス 1ST KISS

 「ラストマイル」の塚原監督の最新作ということで見るつもりでいました今作。
 なんだかんだと坂元裕二脚本の作品って「怪物」くらいしか見ておらず、ストレートなラブロマンスって初めて見たかも。なるほどなぁって感じ。あ、いや別に悪い意味じゃないですよ。

 役者のポテンシャルをこれ以上ないってほど映像に写し取ることにおいて、塚原監督のセンスは個人的に右に出る者はいないんじゃないかと思うほどまでには心酔しているわたくし。本作もまんまと大喜び。

 松たか子が凄い!! 松村北斗が凄い!!! うおおおおお!!!!!

 ってなるカットしかない。
 主演の両氏の実年齢の差は結構なものがあったと思うのですが、特に15年前のシーンなんて全くそんなことを思わせない。凄いんですよ松たか子さんって人。

 ストーリーとしては、タイムスリップする機会を得た妻が、冷え切ってしまっていた夫婦関係を2人の出会いを改変することで良いモノに変えようと奮闘すると。ただそれだけといっちゃあそれだけなのでシンプルな構造になってます。

 関係を諦めて、離婚するところまで行ってしまったけれど、眼前に希望が見えてしまったら動いてしまう。かつて灯っていた愛情の火は間違いなくあったものだったんだと。後悔することを諦めていたひとりの女が、その感情を取り戻すことから始まる物語。


 主人公のキャラ造形が面白く、ある種吹っ切れた後の彼女の言動の突飛さにクスリときつつ、でもそうしたくなる気持ちも分かるなぁという絶妙のラインが似たような展開でも飽きさせず見れる秘訣なのかもしれません。

 全体的に面白かったのですが、タイムスリップものをそれなりには見慣れている身からすると最後に一つだけめっちゃ気になることがあって……。

 最終的に未来を変えることに成功して主人公の妻は幸せな世界線をつかみ取ることに成功するのですが、未来改変の影響で、そもそも不幸になった彼女が存在しなくなったんですよね。
 未来を変えるために奮闘した彼女は、報われたのだろうか……。世界線が分岐してしまったのか、それとも未来の大幅改変によって不幸だった世界線そのものが幸福な世界線と統合したのか……。
 余計な事をね、考えちゃってですね。この作品のメインターゲット層ではないタイプの人間が見るとこうなってしまうらしい。いや、面白かったですよ?


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